入試の傾向と対策
関西学院大学
の過去問分析!

こちらでは関関同立の一角である関西学院大学の過去問を徹底解説しています!偏差値を一気にアップさえて合格を手にするためにはどのような考え方を身につければ良いのか、その模範解答がここにあります♪正しい思考法を身につけて一気に成績を伸ばしましょう!(※2013年当時)

難易度の判定は、当サイト独自の基準によるもので、受験指導のプロである予備校や塾、学校などと異なることもあります。当サイトは受験のプロではないので、あくまで参考程度にとどめてください。

関西学院大学

~関西学院大学の入試問題難易度~

国語:

★★★☆☆

英語:

★★☆☆☆

地歴:

★★★☆☆

全教科とも、問題自体はそれほど難しくありません。合格最低点も7割弱ですので、地道に受験勉強を積んでいれば、どんな受験生でも合格できる可能性はあると思います。関関同立という言葉の印象から“よっぽど頭が良くないと合格できない”と思い込んでいるかもしれませんが、関西学院大学については標準レベルの受験生が本気で勉強に打ち込めば充分に手が届くはずです。
まず国語ですが、現代文、古典ともに比較的読みやすい文章が出題されています。分量もそれほど多くはないので、落ち着いて一文一文しっかり読解すれば、文意を読み取ることは難しくないでしょう。抽象的な表現を具体的な内容に読み替えながら、丁寧に進めば、ほとんどの問題は正しい答にたどり着けるはず。
次に英語ですが、全教科の中でもっとも易しくなっています。読解、文法ともに高校の授業内容で扱う内容に留まっており、偏差値50以上の受験生であれば合格点を超えることは可能です。
地歴については標準~やや難といったところ。正誤問題が多く、あやふやな知識では太刀打ちできません。日本史選択の場合は資料問題に対応するため、資料集を読み込んでおくことも必須。

英語

次の空欄を埋めるのにもっとも適当なものを選択肢から選びなさい

問1.

These plants need to(  ) until the customer comes back to pick them up in his van.

be taken care of / be taking care / take care of / be taken care

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答:be taken care of

【解説】

関西学院大学のレベルを考えれば、もはやサービス問題。主語がplant(植物)である以上、take care of(~を世話をする)が受動態で使われるのは自明です。need toの直後には動詞の原形を取りますから、be+過去分詞の形で受動態をつくります。となれば空欄に入るべき語句はbe taken care ofで決まり。
関関同立の受験生であれば心配ないと思いますが、熟語的に用いられる群動詞に含まれる前置詞と普通に用いられる前置詞が連続することは全く問題ありません。ですから、be taken care of until~という形は正しい英文です。受動態では頻出の形。He was spoken to by strange man.が正しい英文なのと同じ理屈ですね。

問2.

You should (  ) yourself lucky that you did not get injured at all in the severe car accident yesterday.

consider / remind / watch / recognize

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答:consider

【解説】

語彙の問題ですが、単純に単語の意味を知っているだけでは正答に辿り着きません。これを単純に和訳すると「君は昨日のひどい交通事故でどこにもケガをしなかったことを幸運と思わなければならない」とするために“思う=知る、認識する”という意味合いのrecognizeを選びたくなるかもしれません。しかし、recognizeは基本的に第3文型の動詞。他の文型ではこの英文が第3文型かどうかを確認してみましょう。

You should (  ) yourself lucky~.
  S                  V           O        C

残念ながら、この英文は第5文型。recognizeは通常の形では第5文型を取りませんので、英文法のルールによって、この英文に入れることは許されないのです。唯一“recognize+to be 補語”の形でのみ、第5文型的な形を取ることができますが、この英文の場合はそれにも該当しません。しかし、この英文はyou should recognize yourself to be luckyとなっていないので、検討するに値しません。
それでは他の動詞についても検討してみましょう。remindについてはSVOO(S+V+人+物事)の第4文型で“Sが人に物事を思い出させる”という意味で用いるのが基本。Watchは第3文型で“~を観る”ですから、いずれも第5文型を取りません。となれば、残りはconsiderだけ。一般的には第3文型で“~を熟考する”、第1文型で“じっくり考える”という意味で用いられますが、実は第5文型も取れるのです。第5文型SVOCで用いると“OがCであるとみなす”という意味になります。これなら「君は自分自身を幸運だと思わなきゃいけないよ」という文意も成立しますから、considerを選べば何の問題もないわけです。
単語帳を覚える時、和訳だけを覚えているとこの問題は解けません。動詞を覚える時は、どの文型でどういった意味を取るのか、きちんと確認しましょう。ちなみに複数の意味を持つ動詞はどの文型で用いられているかによって、意味が確定します。以下に一例を示しておきましょう。

○参考例“leave”
第1文型:S+V…去る・出発する
第2文型:S+V+C…用いられない
第3文型:S+V+O…~を残しておく
第4文型:S+V+人+物…人のために物を残しておく
第5文型:S+V+O+C…OをCのままにしておく

○参考例“go”
第1文型:S+V…行く
第2文型:S+V+C…~になる(基本的には悪化)
第3文型:S+V+O…用いられない
第4文型:S+V+人+物…用いられない
第5文型:S+V+O+C…用いられない

動詞を覚える時、文型ごとの意味を覚えれば、和訳の際に迷うことがありません。さらに、こうした問題を解く場合でも“この動詞はこの文型では使われない”と判断して、容易に選択肢を切れるようになるのです。

問3.

Many people were (  ) of their wallets and purses during the sightseeing tour in that country.

(stolen / taken / grabbed / robbed)

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答:robbed

【解説】

これは単語の用法をどれだけ正確に覚えているかが問われる問題。rob(~を奪う)、steal(~を盗む)、grab(~を掴む、ひったくる)あたりは意味的には似ているので、意味だけでは選ぶための決め手に欠けます。「財布を盗まれる」という意味の文章であれば、takeを使って「財布を持っていく」でも意味自体は通りそう。
では、決め手はどこにあるのでしょうか?その答はrobの用法。基本的にrobは、“rob 人 of 物”の形で「人から物を奪う」という使い方をするのです。今回の場合は受動態になっていますから、簡単な文で“rob 人 of 物”の用法を確認してみましょう。

The strange man robbed him of his watch.(能動態)
He was robbed of his watch by a strange man.(受動態)

このようにrobを受動態で使うと、やや不自然に見える場所にofが残ることになります。受動態というのは、能動態の時に目的語だった単語を主語の位置に移し、主語だった単語をby以下の前置詞句へと移動させるもの。それ以外の単語は元の位置に残りますから、ofはrobの真後ろに来ることになるわけです。
というわけで、答はofを後ろに取る性質のあるrobbedになります。

傾向と対策

関西学院大学の英語は、イメージに反してそれほど難しくありません。長文問題もそれほど長い文章ではありませんし、使われているボキャブラリーに関しても標準程度。合格最低点は7割弱に落ち着くことが多いので、英語に関しては地道に受験勉強を続けていけば合格点を超えることは難しくありません。むしろ、英語で7割を切るようだと合格は困難になると思ってください。もちろん易しいとはいっても関関同立レベルでの話なので、正確な文法力が必要なのは言うまでもありません。西きょうじ著『英文読解入門 基本はここだ』、薬袋善郎著『英語リーディング教本』、富田一彦著『英文読解100の原則』あたりを利用して、英文法の知識を読解に活用する術を習得しましょう。

世界史

次の文章を読んで以下の問いに答えなさい

( a )出身の下級貴族ナポレオン=ボナパルトは、イギリス海軍と王党派からトゥーロン軍港を奪還し、24歳の若さで将軍になった。しかし、1794年、テルミドール9日の反動で山岳派が打倒された折に一時投獄されている。第一線に復帰した後は司令官としてイタリア遠征で名声を上げ、さらにイギリスとインドの連絡路を遮断するべくエジプトにも遠征している。
ナポレオンが遠征から戻る頃には当時の総裁政府が政治的腐敗、派閥間の諍いで民衆の支持を失っていた。数々の戦果によって民衆から英雄として祭り上げられつつあったナポレオンは、これを好機と判断し、ブリュメール18日のクーデタで統領政府を樹立。国内をまとめあげると、1802年には生きている限り任期の終わらない終身統領に就任、1804年には国民投票で圧倒的支持を受け、フランス皇帝に即位した。
ナポレオンはその後、対外戦争へと着手し、イギリスには海戦で敗れたものの、大陸では( b )でオーストリア・ロシア連合軍を破っている。一時はプロイセン・ロシア連合軍をも破ってヨーロッパの大半を支配下においたナポレオンだが、最終的には被征服地の国民意識に火をつける結果となり、反ナポレオンの戦いである諸国民戦争が始まった。最終的に破れたナポレオンは皇帝から退位し、ウィーン会議において戦後処理がなされることとなる。

問1.

欄aに入る言葉を次の中から選びなさい

  • ア:サルデーニャ島
  • イ:エルバ島
  • ウ:セントヘレナ島
  • エ:コルシカ島
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答:

【解説】

ナポレオンの出身地がフランスのコルシカ島であることは常識。「ア」のサルデーニャ島はイタリア統一を成し遂げたサルデーニャ王国の根拠地。「イ」のエルバ島は敗れたナポレオンが最初に流された島、ウィーン会議の戦後処理が進まず混迷を極める中、彼はエルバ島を脱出して再びフランス皇帝に返り咲くことになりました。「ウ」のセントヘレナ島は皇帝返り咲きを成し遂げたナポレオンが再び敗れ、最後に流刑地として選ばれた大西洋の孤島。ナポレオンはこの島を出ること叶わず、生涯を終えています。失意のナポレオンが晩年に残した言葉「かつて予の辞書に不可能という言葉はなかった。しかし、この島を出て再びフランスに帰ることは、もはや不可能であろう」という言葉は印象的ですね。

問2.

空欄bに入る言葉を次の中から選びなさい

  • ア:トラファルガーの海戦
  • イ:マレンゴの戦い
  • ウ:イエナ・アウエルシュタットの戦い
  • エ:アウステルリッツの三帝会戦
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答:

【解説】

「ア」のトラファルガーの海戦は、全盛期のナポレオンが唯一決定的な敗北を喫した戦争です。フランス・スペイン連合艦隊は、イギリスのネルソン提督率いる艦隊によって壊滅。ただ、この敗戦は大陸におけるナポレオンの覇権にはさほど影響していません。
次に「イ」のマレンゴの戦いですが、これはナポレオンが皇帝になる前の話。北イタリアでオーストリア軍の急襲を受けるも、逆襲に成功してこれを破りました。
「ウ」のイエナ・アウエルシュテットの戦いでは、第4次対仏大同盟を結成したプロイセンが対仏宣戦布告を行うも、ナポレオンがこれを撃退。フランス軍は追撃を加え、一気にプロイセン本土に侵攻しました。そのままフランス軍は首都ベルリンに入城し、最終的にプロイセン全土を制圧、プロイセン王国はナポレオンの支配下に落ちました。アウエルシュタットにおいて、フランス軍が2倍の兵力を持つプロイセンの大軍を撃退したことは有名です。
答は「エ」のアウステルリッツの三帝会戦。オーストリア帝国領アウステルリッツで、フランス軍7万3,000とオーストリア・ロシア連合軍8万4,500が衝突した戦いです。ナポレオンが芸術的とも評される采配を見せて、オーストリア・ロシア連合軍を撃破。連合軍は1万5,000人の死者、2万人の捕虜を出したあげく敗走しました。この戦場はフランス軍に皇帝ナポレオン、オーストリア軍に皇帝フランツ1世、ロシア軍に皇帝アレクサンドル1世がそろい踏みしていたため、三帝会戦と呼ばれています。

問3.

赤文字部分、イタリアに関連して、イタリア統一に関する正しい記述を選びなさい

  • ア:マッツィーニが“青年イタリア”を組織した
  • イ:カヴールは共和主義の立場から統一を目指した
  • ウ:ガリバルディは立憲君主主義の立場から統一を指導した
  • エ:サルデーニャ王カルロ=アルベルトが初代イタリア国王となった
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答:

【解説】

まず「イ」と「ウ」は人物名が逆。共和主義の立場でイタリア統一を目指し、南イタリアを統一して北上を目指したのがガリバルディ。逆にサルデーニャ王を支え、立憲君主主義の立場で北部からの統一を指導したのがカヴールです。次に「エ」ですが、イタリアを統一して初代イタリア国王となったサルデーニャ王はヴィットーリオ=エマヌエーレ2世。
イタリア統一(リソルジメント)を達成しつつあったのは、参謀カヴールの力を借りてサルデーニャ島からイタリア本土に乗り込み北部を統一したヴィットーリオ=エマヌエーレ2世と、南イタリアを統一したガリバルディの2陣営でした。サルデーニャ王のヴィットーリオ=エマヌエーレ2世は本人の能力こそ平凡でしたが、部下の意見を尊重し、適材適所に人材を配置した上で政治を行う善政の君主。それを支える名参謀カヴールは、ガリバルディにこう打診しました。「戦う前に、国王と会って欲しい。それでも戦いたいなら、そのときは仕方ない」と。これを了解したガリバルディはヴィットーリオ=エマヌエーレ2世と面会します。その面会でヴィットーリオ=エマヌエーレ2世の人柄を知ったガリバルディは、イタリア統一をサルデーニャ王国に委ねることを決め、自分が統一した南イタリアの全領土を無償で献上しました。こうして、イタリア統一が一気に現実化したのです。カヴールは統一イタリアを共に発展させようとガリバルディを誘いますが、ガリバルディはこれを断り、どのような見返りも受け取ることなく、カプレーラ島へと去って行きました。

傾向と対策

関西学院の世界史では正誤問題が多く出題される傾向にあります。正誤問題は歴史用語について正確に理解していないと正答を導くことができません。まずは『ナビゲーター世界史B』や『世界史B講義の実況中継』を読んでから一問一答で知識を定着させてください。その後、正誤問題重視の問題傾向に慣れるため、過去問とは別に正誤問題集を購入して演習を行いましょう。問題文には“誤ったものを選べ”とか“正しいものを選べ”と書かれているはずですが、演習する時には誤った箇所に斜線を引いて正しく書き直してください。それを繰り返すことで、正しい内容が頭に刷り込まれます。

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