偏差値60突破の勉強法!
同志社大学
の過去問解説

関関同立の頂点に立つ同志社大学の過去問を完全解説しています!どのように考えれば正解を導けるのか、順を追って説明していますので、これさえ読めば誰でも正しい解法を身につけることが可能♪さあ、偏差値60を突破するための思考回路を身につけましょう!(※2013年当時)

難易度の判定は、当サイト独自の基準によるもので、受験指導のプロである予備校や塾、学校などと異なることもあります。当サイトは受験のプロではないので、あくまで参考程度にとどめてください。

同志社大学

~同志社大学の入試問題難易度~

国語:

★★★★☆

英語:

★★★☆☆

地歴:

★★☆☆☆

同志社大学の入試問題は、関関同立のトップと言われているだけあって、かなり骨のある問題です。特に国語が難しく、現代文は超・長文。時間内で2度も3度も読み直す余裕はありませんので、長い文章を一読速解できる力がないと高得点は望めないでしょう。
次に英語ですが、こちらはそれほど難しい文章が出題されない傾向にあります。しかし、大問がすべて長文問題で、文法やボキャブラリーだけを問う雑小問は出題されません。そのため、時間内にすべてを処理するためには安定した速読力が必要です。
最後に地歴ですが、世界史、日本史ともに平均程度のレベル。関関同立という偏差値帯にしては易しい問題といえます。正誤問題が少なく、大半が記号選択なので、うろ覚えでも正答できる可能性があり、山川出版の標準問題集と比較しても同程度かそれ以下。地歴で大きく得点を落とすようだと合格は遠のいてしまいます。

英語

次の日本語を英語に訳しなさい

でも、しっかりした英語の基礎があるのだから、高いレベルの学生たちと一緒に勉強したほうがあなたにとって良いと思いませんか?

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答:
(解答例1)
But you have a basic knowledge of English. So don’t you think it is better for you to study with higher-level students?

(解答例2)
However, you have mastered basic English. So don’t you think it’s better for you to study with higher-level students?

【解説】

長い文なので混乱しがちですが、どの部分を節として構築するかを冷静に考えれば、それほど難しくはありません。まず「あなたにはしっかりした英語の基礎がある」だから「あなたは高いレベルの学生たちと一緒に勉強したほうが良いと思いませんか?」と区分けすれば、それぞれ英訳することができるはずです。
少し難しいのが「あなたにはしっかりとした英語の基礎がある」という部分。これは日本語独特の表現なので、英語に直訳すると“you have basic English”といった不可解な表現になり、意味を成さない文章になってしまいます。なので、この日本語を「あなたは基礎的な英語の知識を持っている」「あなたは基本的な英語を習得している」といった表現に変えてから英訳するようにしてください。
日本人にありがちなのが日本語特有の表現をそのまま英訳してしまうというミス。たとえば「つまらない物ですが良かったら受け取ってください」を直訳して“This is worthless thing. But I want you receive it, if you are OK.”(これは無価値な代物ですが、でもあなたが良ければ受け取って欲しい)などと言ってしまうと、まず受け取ってもらえないでしょう。「無価値なものならいらないよ」と言われるだけです。余計なことを考えずに“Present for you!”と言うだけで事足ります。日本語そのままを英訳するのが困難に感じる場合は、まず日本語のほうを意味が変化しない範囲でシンプルに言い換えてしまいましょう。それだけで、和文英訳の半分は終わったようなものです。

次の英文を日本語に訳しなさい

In his book “The paradox Choice” the psychologist Barry Schwartz argues that availability of too many options leaves us inherently unsatisfied, no matter what decision we make and whatever its outcome.

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答:『選択の矛盾』という著書の中で心理学者のバリー・シュワルツは、あまりに多すぎる選択肢があると、どのような決断を下そうが、どのような結果になろうが、我々は本質的に満たされないままだと主張している。

【解説】

かなり長い文なので、日本語訳をする前にまず句や節ごとに区切っておきましょう。

In his book “The paradox Choice” →前置詞句

この前置詞句については特に解説はいらないでしょう。単に著書名が書かれているだけで、難しい箇所はありません。ちなみに役割としては主節の述語動詞であるargueを修飾しているので副詞句となりますが、これはあえて意識しなくても和訳に支障はないでしょう。

the psychologist Barry Schwartz argues that~ →主節
              S              直前と同格         V      O

主節は第3文型のシンプルな節で、that節は全体として名詞節になり、arguesの目的語になっているわけです。ちなみに名詞節ですから、このthatは従属接続詞であり関係代名詞ではありません。関係代名詞のthatは必ず形容詞節を作ります。
ちなみにこの部分の和訳は「心理学者バリー・シュワルツは“that以下”を主張する」です。

vailability ( of too many options ) leaves us inherently unsatisfied→従属節
      S          前置詞句(形容詞句)      V     O                        C

従属節は第5文型を取っています。第5文型のleaveは“SがOをCの状態のままにしておく”という意味合いなので「多すぎる選択肢は、我々を、本質的に不満足なままにしておく」になるわけです。こなれた日本語ではありませんが、最後に全体をまとめる時に修正すれば充分なので、今はこのままで良いでしょう。

no matter what decision we make [   ] →従属節
                          先行詞   S     V      O

no matter+関係詞の形は、複合関係詞とまったく同じ意味。また、ここでのwhatは先行詞を内包する関係代名詞ではなく、whatが修飾している対象である直後のdecisionを先行詞扱いとする関係形容詞の用法。“no matter what~”は「どんな~であろうと」という意味なので訳は「どんな決定を我々が下そうと」になります。
ちなみに関係形容詞とはいっても直後の名詞とあわせて関係代名詞と同じ働きになるので、関係代名詞の文法ルールに従って、直後の文型は先行詞が入るべき部位が空白となり名詞が1つ不足する不完全な文型になります。そのためmakeの目的語は見えなくなっていますが、先行詞であるdecisionがここに入っているものと考え、文型は第3文型。

and whatever its outcome→副詞句

この部分の頭にあるandは等位接続詞なので、文法的に同じもの同士をつなぐ性質を持っています。接続対象はno matter whatにはじまる前の節全体と、同じ性質であるwhateverに始まるこの節全体。
itsの指示内容は前の節にあったdecisionなので「決断がどのような結果になろうと」という意味になります。

あとはここまでにできあがった節ごとの訳を全てつなげ、日本語として意味が通るように修正すれば、模範解答として挙げた和訳例になるはずです。

傾向と対策

ここでは和文英訳と英文和訳の部分を取り出していますが、本来は長文の一部か出題されています。同志社大学はすべての問題が長文形式になっており、文法問題だけの大問が1つもありません。大問3題のうち1つが会話文とはいえ、文章3つを読むわけですから、時間内ですべての問題を解き終えるのは容易ではないでしょう。英文法のルールに従って読む精読力はもちろん、時間内で全体を処理するための速読力も必須。問題自体はとりたてて難問ではありませんが、スピードが要求されることを加味すれば合格点を取るのは簡単ではないでしょう。

世界史

次の問いに答えなさい。

問1.

アケメネス朝の中央集権体制下で各州を統治した総督(知事)の役職名を答えよ

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答:サトラップ

【解説】

アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が国土を23の州に分け、総督としてサトラップを配置する制度を整備しました。ダレイオス1世はアケメネス朝の最大版図を築いた国王であることから、一般にアケメネス朝最盛期の王と表現されます。ダレイオス1世の業績はベヒストゥーン碑文に刻まれています。この碑文には古代ペルシア語、アッカド語、エラム語で書かれており、イギリス人のヘンリー・ローリンソンによって解読されました。この読解がきっかけとなり、楔形文字、シュメール文字が解読されるに至りました。文字史を出題する大学も多いので、古代文字の名称、解読者、解読の手がかりとなった資料名はセットで暗記するようにしましょう。

問2.

パルティアの中国名を答えなさい

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答:安息国

【解説】

パルティアを正式に表現するとアルサケス朝パルティア。このアルサケスを中国語にあてはめて安息と記述されました。これは基本問題。

問3.

ササン朝が首都とした都市名を答えなさい

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答:クテシフォン

【解説】

ササン朝ペルシアの都クテシフォンは、現在のイラク、バグダードの南東に位置します。アルサケス朝パルティアの都として建造され、そのササン朝でも都として繁栄。しかし後にアラビア半島で、正統カリフ時代のムスリム勢力が急速に拡大。ササン朝は642年、ニハーヴァンドの戦いでムスリムに敗れ、滅亡へと向かいます。その後、徐々にクテシフォンは衰退し、アッバース朝の都がバグダードに定められると、急速に衰えて、やがて廃墟が残るだけになりました。今は古代遺跡として残っており、太古の繁栄の面影をわずかながらに見て取ることができます。

問4.

ゾロアスター教の光明神(善神)を何というか

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答:アフラ・マズダ

【解説】

ゾロアスター教はササン朝ペルシアで国教とされていた善悪二元論の宗教。光の象徴である火を尊ぶことから、拝火教という呼び方もあります。ただし、ゾロアスター教の正確な中国名は拝火教ではなく祆教なので注意。
光明神(善神)のアフラ・マズダと闇の神(対立霊・悪神)のアンラ・マンユ(アーリマン)が戦っており、最後の審判が訪れたとき、善の勢力が勝利すると考えられています。この終末論的な発想はキリスト教、イスラム教にも受け継がれており、現存する大宗教にも大きな影響を与えているのです。経典は『アヴェスター』で、開祖はザラスシュトラ(ゾロアスター、ツァラトゥストラ)とされています。

傾向と対策

長文問題だけでなく、上述したような一問一答形式の問題も出ています。全体として、それほど難しい問題ではありませんし、正誤問題が2~3問しか出題されない傾向なので、ある程度の用語知識があれば答えられるでしょう。ただ、記号問題以外に記述型の問題が出題されているため、日本史選択の受験生、世界史の中国史分野については漢字で正確に解答できるように練習しておいてください。漢字を間違えると基本的には減点でなく、その問題は×になってしまいます。

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