和光中学校

生徒主体で自由・自治の精神を教育方針にする「和光中学校」

和光中学校は、「共に生きる」ことを教育目標に掲げ、生徒の自主性を生かした教育が特徴的な中学校です。教育や学校の魅力、受験情報、口コミを紹介します。

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和光中学校のデータ

和光中学校の基本データを紹介します。

・制服

和光中学校には制服がありません。生徒たちの納得できない規則で縛らない、自由と自治の精神を教育目標に掲げ、生徒が自ら選択できるようなのびのびとした学習環境を提供しています。

・教員、生徒数

校長、副校長、教務主任1名の他、教師23名と講師10名、司書教諭1名、養護教諭1名、カウンセラー1名が在籍しています。2017年5月時点での生徒数は、1年132名、2年141名、3年122名です。

・教育課程

1

2

3

国語

社会

3

4

数学

理科

4

4

音楽

美術

保健体育

技術家庭

2

2

英語

総合学習

HR

1

1

1

1年の英語については少人数クラスを採用し、生徒が英語の理解を深められるよう工夫されています。3年の音楽と美術は選択式で、半期ずつ選択して授業を受ける形です。

・施設

誰でも行き来がしやすいよう、施設内はすべてバリアフリーです。第1から第3までのコンピュータ室を完備し、授業などでタブレットを使えるよう高速インターネットができる環境になっています。カウンセラー常駐の、生徒をサポートするカウンセリングルームも特徴です。

・部活動

運動部

サッカー部、野球部、男子硬式テニス部、女子硬式テニス部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、女子バレーボール部、卓球部、水泳部

文化部

吹奏楽部、技術部、美術部、ジャムセッション研究部、自然科学部

和光中学校には14の部活動があります。顧問の他、コーチには卒業生を置き、日々切磋琢磨しています。

・行事

和光中学校の主な年間行事です。

4

始業式、入学式、新入生歓迎会、オリエンテーション運動会、身体測定、生徒会オリエンテーション

5

中間試験

6

館山総選挙、館山総会

7

期末試験、館山水泳合宿、ちびっ子かなづち水泳教室

8

クラブ合宿

9

秋田学習旅行

10

中間試験

11

和光祭、生徒会執行委員選挙、和光教育研究集会

12

期末試験、総会議案書、定期生徒総会

1

集中HR

2

卒業公演

3

期末試験、卒業式、総会議案書、定期生徒総会

生徒の自治活動を重視し、定期的な生徒総会を開いて諸問題の話し合いや討議の場をつくっています。 2年の修学旅行は、秋田県田澤胡町のたざわこ芸術村での5泊6日の旅行を実施。農業体験やわらび座の文化体験を通して、個々や集団での成長を図ります。

和光中学校の特徴

和光中学校の大きな特徴は、生徒の自主性を重視した教育です。その他、特徴的な学習や体制を紹介します。

・自由と自治

なぜ規則として定められているのか、意味のない規則は和光中学校にはありません。それは、生徒たち自身が話し合い、治めていく、自由と自治の精神を大切にしているからです。生徒主導の個人を尊重した校風といえます。

・生きる力につながる学び

生きる力、仲間との絆を育むために、一方的な授業ではなく生徒が意見を述べ、考えを表現できるような授業を組み立てています。「なぜ?」という疑問から生徒が自主的に学習できるような工夫も特徴です。

・生徒、保護者、教職員による学校づくり

和光中学校では、生徒と保護者、そして教職員の代表が集まる三者連絡協議会を行っています。協議会を設置しているのは、教育課程や行事などさまざまな要望を受け知恵を絞りだし、より良い学校環境を育むためです。

・基礎だけでなく発展的な学習

1年の英語は、クラスを半分にして基礎力の定着を図ります。英語発音や発声を通して授業に積極的に参加する機会を増やすためです。このように基礎力を養う授業も展開していますが、基礎の学習だけでなく、発展的な学習もできるよう学びのサポートもしています。

和光中学校の学費

和光中学校の学費の内訳を紹介します。

・入学金

和光中学校の入学金は250,000円です。入学手続き時には、入学金と合わせて、施設設備資金150,000円が必要で、計400,000円の納入になります。

・授業料

入学後、1年の授業料です。11ヶ月分の納入で、2年・3年は授業料月額36,900円、教育充実費7,070円で計算します。

1

授業料

363,240

教育充実費

79,000

442,240

・その他

1

2

積立金

78,750

不明(月8,000円)

親和会費

9,600

9,600

学級費

4,800

4,800

施設設備資金

-(入学時)

150,000

110,400

他にも1年は親和会入会金として3,000円、館山合宿費用、2年は秋田学習旅行費用が必要です。入学金とわせると初年度は950,000円程度ですが、2年以降は700,000円程度の納入で済みます。 なお、和光中学校では和光奨学金の利用ができ、収入が一定以下の家庭であれば、返還の必要がない奨学金を授業料全額分、または一部利用可能です。

和光中学校の受験

和光中学校の偏差値等の情報を紹介します。

・偏差値

中学校偏差値情報(http://momotaro9.boy.jp/indextoukyouto.html)によると、2018年の和光中学校の偏差値は52です。

・倍率

2018年度の実質倍率は1.96倍です。和光中学校では合計3回の入試が実施されますが、2回、3回と回を重ねるごとに倍率が上がっています。2018年1回目の倍率1.68倍に対し、3回目は2.75倍で、約2倍以上の開きです。

・受験情報

第一回入試を除き、試験科目は国語と算数の2科目、あるいは国語、算数、理科、社会の4科目です。受験料として1回25,000円、2回分で40,000円、3回分で50,000円が必要です。合格発表は試験当日の夜にはWebで公開されます。合格か不合格かすぐに知ることが可能です。 なお入学手続きの日程は決められており、試験日から日が経たないうちに入学金と施設設備資金の納入が必要な点に注意しましょう。

和光中学校の評判や口コミ

和光中学校は、自由や自治が特徴的な学校ですが、他の私立中学校とどのような違いがあるのでしょうか。保護者や在校生、卒業生の口コミから、和光中学校の評判を紹介します。 まず保護者の口コミです。

“とにかく自由な学校で、子ども達ものびのびと過ごしています。自由をはき違えている生徒は、先生やお友達からも「それは違う」と言われますが、決してその生徒を糾弾するようなことはなく、子ども達の自己肯定感も高いです。” 引用元: https://www.minkou.jp/junior/school/review/8133/ “自治自立の精神があるがっこうなので、学校から一方的に○○禁止などという校則はありません。問題がある場合には、生徒・学校で話し合い規則を決めていきます。また、先輩後輩や生徒教師間での上下関係もなく、ひとりの人として皆接しています。そういった校風なので、制服もなく、はた目には自由をはき違えているとか、常識がないと思われがちですが、子どもたちは見た目と違い一人ひとり自立しているように感じます。校内行事が多いのですが、それらに教師が口出しすることはあまりなく、子供たちだけで運営していくところも中学生の持つ力を育てていると思います。” 引用元: https://www.minkou.jp/junior/school/review/8133/

学校の方針に納得して子どもを入学させたこともあってか、学校の方針である自由と自立に関して肯定的かつプラスにとらえている保護者が多い印象でした。生徒主体だからといって常識から逸脱する訳ではなく、個性を生かしつつ、直していく部分は改善してという教育が行なわれているようです。 次に在校生の口コミをみていきましょう。

“障害者であろうが、普通の人であろうが、基本的に差別はなく、 みんな気にもしていません。 ですが、みんな一応人間なのでからかうという行為はありますが、 それはおかしいよと、生徒総会などで話し合います。 その際、先生達は全然入ってこないので生徒主体の学校だと思います。“ 引用元: https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1404,1271424,page=4 “私は編入で入りました、私にはあっている学校です。 ただ合う人と合わない人の差がすごいと思います。 でも、とても過ごしやすい学校でクラスのみんなはフレンドリーで良かったです。“ 引用元: https://www.minkou.jp/junior/school/review/8133/

和光中学校は、健全者だけでなく障害を持った生徒の受け入れも行っています。全施設バリアフリーなのも、みんなが共存できるようにという現れでしょう。在校生の意見では、障害の有無にかかわらず特別扱いも差別もしない、仲の良い学校という意見がみられました。 そして、和光中学校の卒業生の口コミです。

“中高を卒業し、大学は外に行きましたが、感受性が育つ時期に和光の外を知らずにいたため、大学進学後はまるで初めて外の世界を見たように、周囲に馴染むのにとても苦労しました。 和光では「自己表現」の訓練をしました。書いたり発表したり討論したり…。 結果、自己主張の強さが一般の社会では仇となり、敵をたくさん作ります。傷つきました。 そこから立ち直るために、寡黙に生きる術を覚え、社会に馴染もうと努力しました。その過程で自己対峙力が身に付きました。 みな同様らしく、一緒に卒業した仲間は一様に個性的であり、それ故、「成功」するまでにとても時間を要しているように見受けられます。 しかし…。社会の中でリーダーになっていく力は確実に身につきます。みんな遅咲きですが、多感な時期に身につけた表現力は絶大な力を発揮しているように感じます。 “ 引用元: https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1404,1271424,page=4

口コミによると和光中学校の生徒主体の教育で苦労したこともあれば、プラスになった部分もあったということです。まわりまわって、入学したことに感謝しているという文で締めくくられていました。 このように自由教育について一長一短がありますが、実際に入学した生徒は満足しているという意見が目立ちました。

まとめ

ご紹介した和光中学校の情報をまとめます。 ・「共に生きる」を教育目標にさまざまな生徒が入り混じる学校 ・自由と自治の精神で生徒の個性や自主性を生かした教育を実施 ・生徒と保護者、そして教職員が協力してつくる学校教育 生徒の個性を尊重し、表現する力を養うことに力を入れているのが和光中学校です。自主性を養える点でメリットがあります。

 

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