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6年一貫学習で超難関大を目指す「東京都市⼤学付属中学校」

東京都市大学付属中学校の前身は、武蔵工業大学付属中学校。2009年に改称し、2014年に帰国生入試を導入、2015年にグローバル入試を導入とグローバルを意識して改革が行なわれてきました。 今後教育のレベル向上が期待できる進学校の1つです。そんな東京都市大学付属中学校の受験データを紹介します。

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東京都市⼤学付属中学校のデータ

東京都市大学付属中学校の教育課程や行事等の基本データを紹介します。

・制服

東京都市大学附属中学校の生徒は男子のみです。制服は、上下黒の学ランといわれることもある詰襟タイプのものが採用されています。

・教員、生徒数

2018年4月時点での生徒数は、1年296名、2年241名、3年249名の計786名です。教員数に関しては公式で明らかにされていません。

・教育課程

東京都市大学附属中学校では、国語、社会、数学、理科、体育、美術、音楽、技術家庭、情報、英語を教育科目として設定しています。それぞれの教科の特色を確認してみましょう。

国語

新聞の掲載コラムを活用した表現方法と文章の構成を習得

社会

民族博物館や裁判所の見学(希望制)

数学

日本ジュニア数学オリンピックを視野に入れた特別授業

理科

中学3年間で60もの実験テーマ

体育

グループノートを活用した授業

美術

制限や定義のない創造力を生かした授業

音楽

歌や器楽を演奏することを目標にした授業

技術家庭

川柳や住宅設計などの授業

情報

ピクトグラムの作成

英語

ネイティブスピーカーの講師

このように、独自のカリキュラムと生徒の好奇心を刺激する授業内容が魅力です。

・施設

1,100人収容できるアルママタ・ホールに全面人工芝のグラウンド、ノートPCが利用できる自主学習などで利用できるメディアセンターなど施設環境が整っています。

トレーニングルームも完備されており、各部活ローテンションで筋力トレーニングなどの肉体強化が可能です。学習施設からスポーツ施設まで、生徒が充実した学校生活が送れるような機能性の高い施設が揃います。

・部活動

東京都市大学附属中学校の部活動は週3日以内が原則。学業も部活動も両立できる絶妙のバランスです。また、東京都市大学附属高校との中高一貫高校の強みを生かして、多くの部活動は高校生と一緒に活動しています。

運動部

硬式野球部、軟式野球部、サッカー部、硬式テニス部、卓球部、水泳部、バドミントン部、バスケットボール部、剣道部、陸上競技部、競技スキー部、柔道部、ゴルフ部、フラッグフットボール部、少林寺拳法部

文化部

エレクトロニクス研究会、吹奏楽部、自動車部、天文部、剣道研究会部、マルチメディア研究部、将棋部、美術部、生物研究部

・行事

東京都市大学附属中学校は、全校一斉の行事だけでなく、1年、2年、3年と学年ごとの行事が充実しています。

4

入学式、始業式、健康診断、オリエンテーション合宿(1年)、新入生歓迎会

5

前期生徒総会、中間試験、ボランティア活動、多摩川徒歩ラリー(2年)

6

中学体育祭、キャリア・スタディ(3年)

7

期末試験、東大キャンパスツアー、林間学校(1年)、臨海学校(2年)、夏期講習、全校大掃除、終業式

8

クラブ合宿、ニュージーランド語学研修、マレーシア異文化体験プログラム、読書コンクール、プール講習会、キャリア・スタディ(3年)

9

始業式、中学実力試験、高校模擬試験、体験旅行(2年)

10

柏苑祭、創立記念日、防災・避難訓練、中間試験

11

生徒会役員選挙、中期修了論文発表会、キャリア・スタディ発表会(23年)

12

期末試験、冬期講習、全校大掃除、終業式

1

始業式、大掃除

2

入学試験、新入生保護者説明会、弁論大会(12年)、後期生徒総会

3

学年末試験、京都・奈良研修旅行(3年)、卒業式、終業式

夏期休暇は3週間のニュージーランド語学研修、10日間のマレーシア異文化体験プログラム、4日間のプール講習会があり、希望すればプログラムを受けられます。冬期休暇の希望者向けプログラムは1年向けのスキー教室です。

東京都市⼤学付属中学校の特徴

東京都市大学附属中学校は、グローバルに対応するための環境を整備した超難関大学を目指す進学校です。3つの教育の特徴を紹介します。

・6年一貫学習システム

東京都市大学附属中学校は、希望の大学に現役合格できるように中1の段階から成績に合わせてクラス分けを実施しています。前期の1年から2年にかけてはI類均等クラスとII類均等クラス。中期の3年は、I類均等クラスは変わらず、II類均等クラスがII類αクラス、II類βクラスの2つに分かれます。

なお、I類は難関公立大や早稲田大学や慶応義塾大学などの難関私立大を、II類は東京大学や京都大学、国公立医学部などさらに上位の大学を目指すクラスです。

6年一貫学習の強みを生かして、前期の1年から2年の間に中3レベルの学習を済ませ、3年では高1レベルの学習に取り組みます。先取り勉強法で、高校3年の時期に大学入試に向けてしっかりと準備をするためのカリキュラムです。

・科学実験

理科の実験だけにとどまらず、別で週1の科学実験を授業として組み込んでいます。3年間で取り組む科学実験は60テーマ。高度な実験器具が揃っており、豊富な実験が可能です。生徒の好奇心や科学的な興味を刺激します。

授業は少人数制で、生徒全員が実験に参加できる能動的なものです。実験後の記述式レポートに取り組むことで科学的思考を身につけられます。

・グローバルカリキュラム

東京都市大学付属中学校は、グローバル教育に力を入れています。まず要となるのが、海外での伝達に欠かせない英語の授業。週1時間はネイティブスピーカーによる生きた英語を学習します。

そしてグローバルな視点を育むのに重要な国際理解。自国を知って異文化に触れ自分自身を再認識するために3年で京都・奈良研修に行きます。希望者は、夏休み期間中にマレーシアで異文化体験、3学期まるまる使ってニュージーランドでの留学も可能です。

中学のうちから異文化に触れる機会があるため、グローバルな視点を持った人間形成に役立ちます。

東京都市⼤学付属中学校の学費

東京都付属大学中学校の学費は、中学1年で約850,000円。入学金を含めると約1,110,000円です。それでは授業料などのウエイトはどのくらいなのか、学費の詳細を確認してみましょう。

・入学金

入学金は250,000円です。入学手続き時に先に50,000円を、4月に残り200,000円を支払います。I類合格者が手続き後、II類に合格した場合、誓約書を改めて提出する必要がありますが、納付金は追加されません。

・授業料

中学1年の授業料は年間480,000円です。4月、7月、10月、12月に120,000円ずつ納入します。その他の費用は4月に一括払いであることが多いので注意しましょう。

・その他

納付金は施設設備費150,000円と維持費100,000円の年間計250,000円です。中学1年の預り金は、計122,220円。預り金には学年費や図書費、生徒会費、PTA会費等が含まれます。1年の10月12月は20,000円ずつ中2体験旅行のための積立金が必要です。

東京都市⼤学付属中学校の受験

偏差値等、受験に関する情報を紹介します。

・偏差値

シリタス(http://www.chu-shigaku.com/list/p_tokyo/popular_1.html)によると、東京都市大学附属中学校の偏差値は68。I類が68で、より難関なII類は71です。

・倍率

2018年の一般入試の倍率は、第一回の合計I類が1.9倍、II類が1.2倍、第二回はI類が3.0倍、II類が1.4倍、第三回はI類が4.0倍、II類が1.6倍、第四回はI類が4.6倍、II類が1.7倍でした。2回目の試験日からI類入試の倍率が大きく跳ね上がっています。

英語を得意とする生徒向けのグローバル入試はI類2.8倍、II類1.3倍。帰国生入試は、国語型I類が3.1倍とII類1.2倍、作文型がI類8.0倍とII類1.5倍、2教科型がI類2.2倍とII類1.4倍、4教科型がI類2.0倍とII類1.3倍でした。

どの試験にも共通していえるのがI類の競争率が高いということです。特に帰国生入試の作文型は8.0倍と高倍率でした。

・受験情報

入試試験には、一般入試の他、グローバル入試と帰国生入試があります。帰国生入試は海外在住歴のある一定の条件をクリアした対象者向けで、グローバル入試は英語が得意な生徒向けの入試です。

どれも複数回の受験が可能で、複数回受験した場合、第三回入試と第四回入試において、3点あるいは5点得点を加算する優遇が行なわれています。

東京都市⼤学付属中学校の評判や口コミ

東京都市大学付属中学校は実際どのような評判があるのでしょう。口コミの一部を紹介します。

まず保護者からの口コミです。

“魅力はズバリ、「明るく元気な進学校」です。帰国子女も多く、活発な仲間に囲まれ、刺激の多い生活を送っています。正直中学生に関しては元気だけあってもねぇ…と思うこともありますが、高校生たちを見るとちゃんと落ち着いているし、品もあります。勉強も頑張っているようです。
文化部の活動が活発なことや、男子校なのに清潔感があるところも魅力だと感じます。“
引用元:
https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1220,4362576

“新興の進学校にしては、珍しく生徒の自主性を尊重する学校だと思います。
生徒が企画・運営する、学園祭の後に実施される宴夜祭(後夜祭のようなもの)の盛り上がりは凄まじく、恐らく都内男子校の中でもトップクラスだと思われます。
生徒も個性に富んでいて、学校教育に厚みを感じます。“
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7706/

“中学のPRは、新しい進学校ということですが、「ムサコー」時代の歴史も受け継ぐ伝統校だと感じています。非常に温かい校風で、子供たちが非常にのびのびと元気の通える環境がある学校です。文武両道の明るい元気な学校と言う言葉が合っていると思います。また、よき伝統も引き継ぎながら、新しい時代にマッチしたカリキュラムも取り入れ、子供たちがいろいろな選択肢の中から自分のやりたいことを探っていける環境もあります。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7706/page=2/#reviewlist

新興の進学校である東京都市大学付属中学校ですが、教育方針や学校生活に関してはおおむね評判が良かったです。保護者からは、品性があり安心して子どもを通わせられる、子どもがのびのびと学校生活を楽しんでいるとの意見がありました。

次に、在校生や卒業生の口コミです。

“授業はみんなが静かに受けていて集中力が阻害されることはない。また、最後までわかりやすく説明してくれるので理解が遅れても心配ない。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7706/page=4/#reviewlist

“現在のトシコーは校名変更前のムサコー時代の良かった点である、先生と生徒の距離の近さを受け継ぎ、より良い学校に変わってきていると思います。
また、OBとの交流が多い部活も多く、卒業し大学に在籍しているOBから現在仕事をしているOBまで部活に顔を出すところも少なくありません。
また、卒業してからも先生と生徒との関係は根強く、生徒にいつでも帰ってこれる場所というのを作ってくれている良い中学・高校だと思います。 “
引用元:
https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1220,3879360,page=6

中には厳しい意見もありましたが、縦と横のつながりが強固で、学んだこと、また在学していることに満足している意見が多かったです。

まとめ

東京都市⼤学付属中学校の内容をまとめると、
・一貫学習による先取り学習により超難関大現役合格を実現可能
・部活と学業の文部両道で心身を育む
・中堅から上位を目指せる進学校へ成長してきている
という中学校であることが分かりました。

中高一貫の強みを生かした難関大学を意識した教育プログラムで、無理なく確実に学習レベルを上げられる学校です。入試試験はいくつか種類があり、合格できるチャンスが何度かあります。

 

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