帝京⼤学中学校

自由度の高い学習プログラムと少人数教育が魅力の帝京⼤学中学校

帝京大学中学校は、その名の通り帝京大学グループの傘下にある中学校です。同じ校舎内には高校も併設されており、6年にわたる一貫教育システムが構築されています。そんな帝京大学中学校ならではの魅力とメリットを紹介しましょう。

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帝京⼤学中学校のデータ

帝京大学中学校は八王子市郊外の丘の上に位置しています。最寄りの駅からは2㎞近く離れているため、主な通学手段はスクールバスです。京王相模原線と小田急多摩線が合流する多摩センター駅や、JR中央本線の豊田駅から運行されています。

生徒数は1学年で120人前後、1クラスでは30人前後です。全校生徒は2017年4月の時点で362人でした。クラス数は4つですが1学年あたり7~8人の教員がサポートします。高校や事務員を含めた全職員数は87人です。

制服は男子が詰襟にスラックス、女子がセーラー服に赤いスカーフです。グレーのセーターも着用できます。夏は男子が半袖の開襟シャツ、女子がセーラー襟がついた半袖ブラウスです。季節の変わり目だけ、マークの付いたセーターやベストと組み合わせられます。ただし高校に進学すると男女ともブレザーです。他にもコートやバッグが指定されます。

教育課程は中高一貫システムのもと、6年間を2年ごとに3つのステップに分けています。最初の2年で基礎学力の充実を図り、3年生からはクラスをI類とII類に編成して理解力に応じた指導を行います。進路別になるのは高校2年生からです。カリキュラムは週37時限組まれており、英語や国語、数学に重点を置いています。

校舎に派手さはなく個性的な施設もありませんが、それぞれの教室や設備が充実しているのが特徴です。例えば体育館内にはボクシングジムや剣道場があり、和室の広さは52畳と書道や茶道に幅広く利用されています。図書館の蔵書は46,000冊です。

部活動は10の運動部と12の文化部、8つの同好会があります。ほとんどの部活が高校生と共同で、生徒会でも同じです。最終下校時刻は17時30分であり、6時限目まであると部活動に費やせる時間はそれほど長くありません。

年間行事では11月に行われる「邂逅祭」という名の文化祭が際立っています。この日ばかりは一般開放するので多くの来場者でいっぱいです。生徒たちは半年前から準備をして開催に備えます。

他にも学年ごとの行事があり、1年生は入学直後の宿泊研修や林間学校、2年生は福島県にあるブリティッシュヒルズでの研修旅行、3年生は沖縄への修学旅行があります。年に1回ある全校での芸術鑑賞も楽しみの1つです。

帝京⼤学中学校の特徴

先述のとおり帝京大学中学校は同じ校舎内に高校がある中高一貫システムであり、6年間で1つの学習プログラムを組んでいます。

これにより中学と高校で重複する学習内容を統合できたり、1年先取りすることで最後の1年(高校3年)は大学受験の問題演習に専念できたりします。学習プログラムの自由度が高まるところが大きなメリットです。

さらに中学3年生からは学習の習熟度に応じてクラスを分け、難関を目指すI類では高い応用力を、II類は弱点の克服に重点を置きます。本人の頑張り次第では高校進学時にII類からI類へのクラス替えも可能です。英語と数学に限っては中学1年の2学期から理解力に合わせた授業を行います。

学力の定着には反復学習が重要ですが、自宅で行うのは難しいものです。そこで帝京大学中学校では様々な工夫を施しています。例えば自習は専用室だけでなく、図書館や職員室、教室、廊下など自由にスペースを選べるようになっています。

さらにショートホームルーム(SHR)の時間には「朝講座」の小テストを行い、習得度を確認します。基準に満たなければ再テストや補修が必要です。

夏休みは夏期講習を毎日のように開講して、学習の習慣が途切れないようにします。合言葉は「勉強は学校で!」です。こうして学力の定着を図り、生徒に苦手意識を持たせないようにしています。

このように細かな指導ができるのは、1クラスの人数を30人程度に抑え、生徒それぞれに目が行き届きやすくしているからです。帝京大学中学校では教育において生徒と教員の信頼関係が何よりも大切だと考えています。

その姿勢は進路指導にも表れており、入学から高校卒業まで6年間にわたりプランニングを行います。

それぞれの生徒に合ったプランニングを行うには「個人面談」が欠かせません。こまめに様子を見ながら学習計画や苦手科目の克服をサポートします。また、いじめなどのトラブルを早期に解決する上でも個人面談は有効です。

変わり種としては週に2時間のロングホームルーム(LHR)があります。ほとんどは学校行事の説明や計画に割かれますが、時には屋外で体験学習を行ったり、外部から講師を招いたりするなど、生徒の視野を広げています。講師は帝京大学の教授や経団連、旅行会社など様々です。

帝京⼤学中学校の学費

帝京大学中学校の入学金は260,000円で、他に施設費の50,000円、後援会の入会金7,000円が必要です。

毎年の学費は授業料が360,000円、維持費が144,000円で、その他の納付金として後援会費12,000円と生徒会費4,000円を納めなければいけません。さらに林間学校や修学旅行などの旅行積立金が120,000円、副教材費や模擬試験の代金などに充てる学校徴収経費が60,000円かかります。

これらをトータルすると1年間に納める金額は700,000円です。3年間の総支払額は2,417,000円+αになります。αの部分は制服やコート、バッグ、体育着などの指定用品が100,000~200,000円、スクールバスの定期代が70,000円前後です。

私立中学校の学費としてはそれほど高いわけではありませんが、200万円以下で収まるところに比べると安くもありません。

帝京⼤学中学校の受験

2018年5月の時点で2019年度の受験情報は公表されていません。2018年度は試験が3回行われ、国語・算数の2科目とそれに社会と理科を加えた4科目で受験できました。受験料は1回だけなら20,000円、2回なら30,000円、3回なら40,000円です。

帝京大学中学校が公表している2018年度の実質倍率は3.4倍でした。合格最低点は2科目が200点満点で108~133点、4科目が300点満点で163~172点です。ここ数年の実績を見ると正答が7割あれば合格できると考えられます。

偏差値は日能研の調べによると2科目受験の場合、結果R4で男女とも「52」です。やや難易度は高めといえます。
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2018_e_m.pdf
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2018_e_f.pdf

2019年度の説明会の日程は決定しており、7月から3月まで6回行われる予定です。その中には模擬授業(第1回)や食堂体験(第3回)、入試直前情報(第5回)があります。第6回は小学4・5年生が対象になっており、そこまで先取りするのは珍しいかもしれません。

帝京⼤学中学校の評判や口コミ

最後にインターネット上にある帝京大学中学校の評判や口コミを紹介しましょう。

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地味だが堅実で穏やかな学校。少人数ならではのきめ細やかな指導と面倒見の良さが特徴。昨年(2016年)校長が交代したが学校の体制に特に変わりはない。普通にやっていれば塾はまず必要ない。教師が生徒と一緒にテストに臨む事もあるなど、とてもアットホームな雰囲気。決してスパルタでも管理型でもなく自然と学力が身に付いて行く感じだ。真ん中位にいればMARCHには行ける。

校舎は至ってシンプル、私立らしい豪華さには欠けるが学食もありトイレは常にピカピカ、全体的に掃除は行き届いている印象。プールがないのが残念だが水泳が苦手な者があえて選んでくるケースもあるようだ。部活動は進学校という事もあり、それほど盛んでない様だがそこそこの結果を出している部もあるようだ。

いじめは聞いた事がない。全体的に穏やかで素直な感じのお子さんが多い。男子は草食系が多いかもしれない。校則は頭髪検査とスカート丈のチェックがある。
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引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8048/

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学習面・友人関係両面で良い3年間を過ごすことができたから。勉強と部活動を無理なく両立できるよう配慮がされている。勉強する習慣づけをうながしてくれた。立地が郊外ということもあり、落ち着いて勉強できる環境。特別豪華ではないが、必要なものはそろっている。中高一貫校なので、基本的には高校はそのまま上がる。

私立高校なので、教員には他校へ異動してしまうことなく、6年間を見守ってもらえる。規模がそれほど大きくないので、先生が生徒のことを把握して、指導ができる。

施設はプールがない。図書室は特に広くはない。グラウンドやテニスコード、講堂・体育館など特に豪華ではなく普通。スクールバスが2路線でていて、京王線からも、JR中央線からも利用できるという面ではよいが、バスを使わないで行こうとすると15分か20分歩くことになるので、結構距離がある。

部活動は勉強に支障がないよう両立させるため、活動の日数や時間は世間一般よりは少な目。その限られて範囲で一生懸命取り組んでいる。目立ったいじめは聞いていない。小規模校なので目が届きやすいということもあるからかもしれません。
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引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8048/

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この中学校は進学指導に力を入れていますが、規模がこじんまりしていることもあり、先生からの目が行き届きやすいことに加え、生徒同士の交流も深まりやすく、有意義な交友関係を持つことができました。先生に質問をしに行って教えてもらったり、友人に教えてもらったりということがスムーズに行われていました。

基本的には中高一貫の学校なので、ほとんどの生徒が帝京大学高等学校へ進学します。が、所定の成績に満たないなどの理由により、他校への進学者もいます。

私立高校なので、年配の先生は長く勤務されていらっしゃる方も多く、また、母校へ帰ってきて教えている若手の先生もいらっしゃるので、年齢層にはばがあって、活気があります。

施設はプールがないので、部活で水泳をしたい生徒はこの学校を選びません。水泳が苦手なので、プールがないことを良いと受け止めて受験する人もいます。特段立派な設備はありませんが、必要なものはそろっています。お支払する設備費が高くないことや、寄付金が必須ではないことと関連させると適切かと思います。

京王多摩センター駅や豊田駅からスクールバスが出ています。それ以外に路線バスも利用することができます。少し歩きますが、京王堀之内から徒歩の生徒もいます。

学習に支障をきたさない範囲での部活動を基本にしています。練習日数や時間に限りはありますが、その中で最大限頑張っています。特に目立ったいじめがあるというのは聞いていません。生徒数がそれほど多い学校ではないので、先生がたからの目配りも届きやすいのも一因となっているかと思います。
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引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8048/

帝京大学中学校の評判や口コミを要約すると以下のとおりとなります。

・豪華さは無いが学習に必要な施設は揃っており、満足度は高い
・学習環境が整っていて、自然と学力が身につく
・教員の目が行き届きやすく、信頼関係が深まる
・部活動はそれほど盛んではない
・プールの無いことが志望時に重視される

私立ならではの豪華さは期待できませんが、学校で勉強のすべてをサポートして欲しいと考えているなら期待に応えてくれる中学校だといえます。最寄りの駅からスクールバスでの通学になるところやプールが無い点は注意が必要です。

まとめ

帝京大学中学校は高校までの一貫システムによって、自由度の高い学習プログラムを組んでおり。それぞれの生徒に合った指導ができるようになっています。少人数教育によって教員のサポートもこまめで丁寧です。信頼関係を構築しながら充実した中学生活を送れるでしょう。

 

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