武蔵野東中学校

生徒の自主性や人間形成に力を入れている「武蔵野東中学校」

武蔵野東中学校は、自閉症の児童への教育にも力を入れた学校です。一般クラスと自閉症クラスの共学により社会で生きていくための力や人間形成をサポートします。そんな武蔵野東中学校の受験について確認してみましょう。

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武蔵野東中学校のデータ

教育課程や部活動など、武蔵野東中学校の基本データを紹介します。

制服

男子生徒の冬服は紺色の詰襟で、襟元には金色の校章が光ります。上着はジッパー式で着脱しやすい構造です。一方の夏服は開襟の白シャツにゆったりとしたグレーのズボンになっています。

女子生徒の冬服は紺色のセーラーに水色のリボン、夏服はグレーラインの入ったトップスにグレーのプリントスカートとシャープなデザインで水色のリボンが映えます。リボンに取り入れられている鮮やかな水色は学校のシンボルカラーであり、フランスのブルーメディテラネという伝統色を配したものです。

教員、生徒数

2018年4月1日時点での生徒数は、武蔵野東中学校全体で288名です。なお、同中学校は自閉症教育を取り入れている学校で、生徒全体のうち104名は自閉児になります。教員数については、具体的な数字を明らかにしていませんが、生徒7人に対し1人の体制です。

教育課程

武蔵野東中学校の教育は、自閉症を持つ生徒を含め全ての生徒が知・徳・体をバランスよく学べるように構成されています。一般的な中学校ではあまり見られない独自の教育が特徴的です。

一般クラスの授業の特徴

英語

武蔵野東中学校は英語教育に力を入れている学校です。一般クラスは、習熟度に合わせ標準グループ、上級グループ、特別コースの3つにクラス分けし、少人数体制で充実した英語教育を実施しています。

生活科

1時間の独自の課程で、いじめや障害、戦争などについて考え、自分自身を見つめる機会を与え人間形成を図ります。

探求科

自分の知りたいことから答えを見つける授業で週1時間設けられています。

自閉症クラスの授業の特徴

一般

社会や理科に相当する科目です。習熟度で3つのコースがあります。

国語

会話の練習など実生活のためのコミュニケーション力を養う授業です。

体験・実習

買い物や調理、公共施設の利用など自立を目指した授業です。

生活教養

社会ルールや国際理解に関する教養を深めます。

技能

切り絵や器楽など作業を通して集中力を養います。

実生活で自立できるようにするための構成です。

施設

特別指導のための教室を複数完備、学習だけでなく生徒がのびのびと運動できるよう体育館には地下ジムやランニングコースも設けています。

部活動

運動部

陸上競技部、体操競技部、ダンス部、バスケットボール部、野球部、テニス部、サッカー部、卓球部

文化部

吹奏楽部、美術部

同好会

剣道同好会、空手同好会、ESS

生徒の部活動の入部率が高い学校です。少人数体制の学校ながらも、陸上競技部、体操競技部、ダンス部は全国大会でも数々の実績を残しています。

行事

学校行事は生徒が主体となって企画・運営しています。武蔵野東中学校の主な行事を確認してみましょう。

4

-

5

清里山荘合宿、グアム学習、球技大会

6

-

7

合唱コンクール

8

-

9

京都奈良学習

10

スポーツ大会

11

学園祭

12

-

1

-

2

発表会

3

スキー教室

1年次には小金井市の大自然の中で行なう清里山荘合宿、2年次は京都奈良学習、3年次はグアム学習と学年ごとに体験学習を取り入れています。

武蔵野東中学校の特徴

武蔵野東中学校は、少人数体制の教育と人間形成のための教育に特徴のある学校です。それぞれ詳しい内容を紹介します。

少人数性教育

一般クラスは、1クラス30名程度の少人数体制。さらに英語と数学に関しては、習熟度別で3コースに分かれ、1クラス10~25名程度で授業を行います。教師陣の多くが専任教師で、生徒7人につき1人の割合で教師がつくことできめ細かな教育が可能です。

英語、数学の特別コース

英語と数学に関しては、よりハイレベルな教育の機会を与えるために特別コースを設けています。英語の特別コースは高校英語の内容も盛り込まれており、中学3年の目標レベルは英検2級程度です。なおオリジナルテストのWITという進級式テストも実施しており、英検5級レベルから2級レベルまで12のグレードで語彙力のステップアップができます。

数学の特別コースは、高校レベルの内容も取り入れ、専門分野のための基礎力を養うものです。毎回の授業で実施される復習小テストも数学レベルの底上げに役立っています。

自主学習

1週間の家庭学習を計画するプランノートと、家庭用学習で使う自主学習ノートで生徒が自ら計画して実行に移す力を養います。プランノートは担任教師が確認して生徒自ら家庭学習を管理できるようサポート。自主学習ノートは各教科の教師が確認して評価・アドバイスを行い、実になる家庭学習に結びつけます。

生命科

生命科は、自分や他者の命の大切さを知り、自己を見つめなおすための時間です。武蔵野東中学校では週1時間の学習時間を設けています。内容は、いじめや障害に関するものから戦争のことまで。広い視野で考え、主張できる力を養います。

探求科

探求科は、自ら学ぶことの楽しさを感じ将来のキャリアに繋げられるようにした授業です。生徒は与えられたものを学習するのではなく、自ら学びたいテーマを見つけ探求し、そして学んだことを発表の場で表現します。

武蔵野東中学校の学費

武蔵野東中学校の学費は、年間だいたい100万円程度、入学金が必要な1年次には制服代等も含め130万円程度が必要です。2018年入学生の学納金から学費の詳細を確認してみましょう。

入学金

武蔵野東中学校の入学金は200,000円です。入学手続き時に納めます。

授業料

1

2

3

授業料

414,000

414,000

414,000

教材費

36,000

36,000

36,000

450,000

450,000

450,000

年額の授業料は、教材費込みで年額450,000円です。4月と9月の2期分納制になっています。

その他

1

2

3

後援会費

12,000

12,000

12,000

給食費

110,000

110,000

110,000

冷暖房費

18,000

18,000

18,000

施設維持費

230,000

(その他に含む)

(その他に含む)

その他

153,000

299,000

171,500

523,000

439,000

311,500

表のその他の費用の内訳は以下の通りです。
1年次:清里山荘合宿費、修学学習費積立
2年次:施設維持費、修学学習積立、夏期講習費、春期講習費
3年次:施設維持費、夏期講習費、同窓会費

なお、各教科の副教材費とスキー教室費用は別途発生します。

制服など校内指定品について

制服

その他指定品(共通)

男子

女子

31,000

 

54,000

51,000

その他指定品には、鞄、上履き、校内服などが含まれます。

武蔵野東中学校の受験

武蔵野東中学校の受験情報を紹介します。

偏差値

中学偏差値情報(http://momotaro9.boy.jp/indextoukyouto.html)によると、2018年の武蔵野東中学校の偏差値は47です。

倍率

武蔵野東中学校の試験は、2科選択(2日)と適性型、奨励生選抜のための2科・4科選択(2日)と適性型(2日)、他にAO入試と未来探求型の試験があります。

2018年入試のそれぞれの倍率は、2科選択1回目1.5倍、2回目合格者なし、適性型1.0倍。奨励生選抜のための2科・4科選択は1回目1.3倍、2回目1.4倍、適性型は1回目1.0倍、2回目1.3倍、AO入試1.0倍でした。2018年に新設されたばかりの未来探求型の入試は2回に渡って行われ、それぞれ1回目1.0倍、2回目3.0倍で2回目の方が高倍率です。

受験情報

武蔵野東中学校は、教育奨励生制度を取り入れており、一般入試と教育奨励生選抜のための入試を分けています。教育奨励生制度は、学業や体育活動に優れた生徒の活躍のための制度で、S・A・Bの3種類の特退が可能です。

卍S特待は入学金免除と年間授業料の半期を免除、A特待は入学金免除、B特待は年間授業料のうち10万円を減免する内容になっています。

さらに受験に関しては独自の加点優遇があるのが特徴。英検・漢検・数検の4級以上取得者であれば最大20点の加点、入試問題解説講座のステップアップテストを受けた児童の加点があります。

武蔵野東中学校の評判や口コミ

生徒の自主性や社会での自立を目指した教育が特徴の武蔵野東中学校ですが、実際の評判はどうでしょうか。卒業生と保護者の口コミから、武蔵野東中学校の魅力を紹介します。

まずは、卒業生の口コミです。

宣伝を全くしないので、偏差値は高くありませんが少人数の割りに、公立中学に比べて断然進学成績が良いです。入る時と出るときの偏差値が大きく差が出ます。それになんと言っても我々親の世代が多く経験した高校受験というハードルに真っ向から取り組む姿勢があり、スポーツクラブ活動も盛んです。今でも器械体操やダンスやサッカー等はとても良い指導者(先生)が在籍しているようです。
引用元:https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1238,695465

偏差値では測れない学校。高校受験に対して学校の支援が多くあり、研究活動や人間教育のための授業もあり良いカリキュラムと思った。成績も納得がいく結果(テストの点通り)が得られ、実力通りの高校に進学ができたと思う。近所の公立中学では実力通り(テストの点通り)の成績を取るのが難しく、特に芸術科目は先生との相性が大変重要らしくオール4を取るには大変と聞いていたので武蔵野東に入学してそういうストレスはほとんどなく、本当に良かった。クラス男女も仲良く卒業した今でも時折会っている。
引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8158/

すでにご紹介したように、東京都内の中学校の中で武蔵野東中学校の偏差値は、そこまで高くありません。しかし、人間形成や生徒の自主性を磨くことに力を入れており、教育に関して満足している人は多いように感じました。進学に関しても大きな問題はないようです。

次に在学生の保護者の口コミです。

健常児と自閉症児の混合教育が行われている学校は全国的にも珍しく、思いやりのあるしっかりとした人間形成が期待できると思います。
引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8158/

自閉症教育についての内容がかかれており、おおむね評判は良い印象でした。

まとめ

自閉症への取り組みだけでなく、一般クラスの学習のサポートも充実しているのが武蔵野東中学校の魅力です。入学の難易度は高くないですが、入ってからの成績面・生活面での伸びが期待できる学校だといえるでしょう。

 

中学受験をお考えの方は、受験情報とは別にこちらの体調管理やインフルエンザ対策ページもご確認ください。

 

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