駒込中学校

中高一貫の教育プログラムでグローバルな人材を育成する駒込中学校

駒込中学校といえば天台宗系の学校であり、古くからリベラルな校風で知られています。男女共学で中高と6年の一貫教育を受けられるのが特徴です。近年ではグローバルな人材の育成にも力を入れています。そんな駒込中学校の魅力を紹介しましょう。

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駒込中学校のデータ

駒込中学校は文京区の千駄木にあり、すぐ近くには東京大学があります。生徒数は1学年3クラスでおおよそ100人前後。全校では約300人で男女比は7:3です。教職員・事務員を合わせて120名の職員がサポートしています。

制服は男女ともブレザーが基本です。男子はネクタイ、ワイシャツ、スラックス、女子はリボンタイ、ブラウス、ベスト、スカートを着用します。

夏に限り男子は半袖のポロシャツ、女子は半袖のブラウスにリボンタイ、ブラウスというコーディネートが可能です。さらに女子は指定のニットセータも着用できます。

教育課程は高校も含めて3つのステージに分かれており、中学1、2年が前期課程、中学3年が中期過程です。前期課程では基礎能力を伸ばし、中期過程では将来を見据えた教育支援を行います。カリキュラムは週33時限で組まれており、英語は英会話の授業も含めて6~7時限確保するなど最も力を入れています。

敷地内は中学棟と高校棟で分かれていますが、食堂として利用される「Kプラザ」は学生同士が交流できる場となっています。図書室は中高一貫教育というメリットを活かして35,000冊の蔵書がある充実ぶりです。仏間ホールがあるのも、この学校ならではといえるでしょう。

部活動は駒込中学校が配布するパンフレットで23紹介されており、そのうち体育会系が10、残り13が文化系です。特に専用の運動施設があるサッカー部や柔道部は大会で活躍しており、体育館の屋上にコートがあるテニス部も人気があります。完全下校は17時50分で、帰りが遅くなる心配はありません。

年間行事の中には林間学校やハワイセミナー、修学旅行、冬季スポーツ教室といった屋外のイベントはもちろん、仏教にまつわる行事が多いのも注目すべきポイントです。4月の花まつり(灌仏会)を皮切りに、10月の日光山研修など年に8回あります。こうした仏教的な情操教育を通して心豊かな人間への成長を手助けしているのです。

駒込中学校の特徴

冒頭で触れたとおり、駒込中学校は同じ敷地内にある駒込高校と6年にわたる一貫した教育プログラムを編成しています。中高の枠が取り払われることで、生徒の実力や好奇心に合わせた教育ができるのは大きなメリットです。

生徒たちはまず入学時に「本科(AGS)コース」と「国際先進コース」に分かれます。さらに本科コースでは高校2年からの後期課程で文系と理系に分かれます。

一方、国際先進コースは高校進学直後から国際教養コースと理系先進コースの2つに分かれ、専門性を高めていきます。特に英語力がある生徒に対しては、最初の2年で英文法を先取り学習する特別指導付きです。

このシステムは2018年度から新たに導入されたもので、それまでは「アドバンスコース」と「スーパーアドバンスコース」の2つでした。この2つをまとめたのが本科(AGS)コースです。それまでの知識を蓄える勉強法から思考力を養う方向へと転換しました。

高校進学のタイミングで成績が一定のレベルに達していれば、本科コースから国際先進コースへの乗り換えは可能です。このように生徒それぞれの個性を伸ばし、専門性を高める教育を行うのは、天台宗の開祖である最澄の言葉「一隅を照らす」を教育理念にしているからです。

在学中には並行して人間教育も行われます。私立の中学としては珍しく「給食」があり、「いただきます」の気持ち=命を頂戴するという真意の理解に努めています。他にもいくつかの仏教行事を通して、他者のために役立つ自分=「利他」の心を持てるようにするのです。

さらに駒込中学校ではグローバルな人材の育成にも力を入れています。例えば英会話の授業では1クラスを2つに分け、できるだけ多くの生徒が英語に触れられるよう指導しています。もちろん講師はネイティブスピーカーです。「イマージョン講座」といって、英語以外の科目を英語だけで指導する特別授業もあります。

もちろん学内だけでなく東南アジアへの修学旅行やハワイ、マルタ、セブ島での語学研修、留学制度など海外への進出にも積極的です。こうして身につけた英語力はスピーチコンテストや、他校と対戦する「レシテーションコンテスト」で発信する場を設けています。

6年間の在学中には教員によるこまめなサポートがあり、学習状況に応じた適切な進路指導が行われます。夏期講習や学習合宿、上級者向けの特別講習会といったバックアップ体制も整っており、塾に通わず校内の学習だけで志望大学に合格した生徒も多数です。早慶上理や日東駒専、GMARCHに合格した実績もあります。

駒込中学校の学費

学費は、初年度が入学金と年間の授業料を合計して860,200円が必要です。内訳は入学金に生徒会やPTAなどの諸会費を含めた金額が361,000円、授業料や施設維持費などの年学費が499,200円です。年学費は初年度以降もかかります。他に給食費、教材費、校外授業料などの積立金、制服などの学校指定品費が必要です。

3年間の支払額は1,858,600円+αとなり、関東圏の私立中学校の中では比較的安価な部類に入ります。なお駒込高校に進学する際は、駒込中学校の生徒でもあらためて同等の入学金を支払わなければいけません。

駒込中学校の受験

2018年5月の時点で平成31年度(2019年)の受験情報はまだ公表されていません。前年度は4回の試験があり、本科コースと国際先進コースが同時に志願できて、それぞれ定員が決まっていました。

回ごとに科目や内容が異なるので、受験者はその中から合格できそうなものを選びます。複数回の受験も可能です。合否は当日の夕方か翌日の午前中に判明します。受験料は1回につき20,000円で、複数回受ける場合は一律30,000円です。

偏差値は日能研の調べによると4科目受験の場合、結果R4で男女とも「39」です。
引用元:
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2018_e_m.pdf
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2018_e_f.pdf

また倍率は同じ日能研の調べで、2.6~8.3でした。1回目の試験が最も低く、4回目が高くなっています。
引用元:
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/bairitsu/cmp/13.html

駒込中学校では入試に向けて6月から体験授業や説明会を予定しています。生徒が主体となったり、校長や教頭との座談会が組まれたり、給食を試食できたりするなどバラエティ豊かです。他にも過去問の解説や入試トライアルを実施しているので、こまめに参加するほど合格に近づきやすいといえるでしょう。

駒込中学校の評判や口コミ

最後にインターネット上にある駒込中学校の評判や口コミを紹介しましょう。

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良くも悪くもないということです。共学で給食のある私立校はなかなか珍しいかと思います。

生徒の自主性と言われ、よほど足りない成績でない限り、何もやる気を引き出そうとする姿勢は感じられません。結果、塾に通わせるなどする必要が出てくる人も多いようです。

ほとんどが上の駒込高校に進学します。中3で一般受験と同様に試験を受けますが、合格基準に満たない生徒は補修をして上がりますが、高校のカリキュラムについていくにはそれなりの努力が必要です。

プールがありません。また、都心にあるためグランドも狭いです。高校棟に売店や学食はありますが、生徒数に対してあまりにも規模が狭く不自由かと思います。

特に部活動をするしないに口出しされません。校庭に限りがあるため、野球部等は校外に移動して練習することも多いようなので大変そうです。

目立ったいじめはありません。しかし、水面下でのからかいやいじめは存在しています。

スマホやケータイは届け出のある生徒のみ、持ち込み可能です。あとは細かい校則、特に風紀的なものについては緩いかと思います。

良くも悪くも個性がないぶん平均的です。親としては、靴下やワイシャツに至る細かいものまで学校の刺繍入りの指定品でなくてはならないので、お金がかかります。
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引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7541/

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仏教系の学校で、天台宗の教えを学べます。「一隅を照らす」この言葉が学校の指導の基盤になっています。個性豊かな人間に育てるというのが学校の理念です。仏教行事がありますが、強制的に天台宗を信向させられるわけではなく、教えに基づいた教育方針というだけなので、重苦しく考えなくて大丈夫です。各学年3クラスあり、クラス担任だけでなく、学年担任、副担任がいるので、子供達に対してとてもよく目が行き届いていて、生徒同士のトラブルの対応も早く的確で、そういった点はかなり評価が高いと思います。

特に英語教育に力を入れていて、希望者には放課後英検受験用の授業が受けられます。又、放課後部活のない日には、友達同士で授業でわからない所を教えあったりしていました。夏休みも冬休みも春休みも全て宿題は沢山でるので、ほとんど遊ぶ時間がないため、悪い遊びをするようなお子さんは一人もいません。

卒業後は、9割の生徒が駒込高校に進学します。残り1割は、他の高校を受験して、駒込高校には進学しません。

体育館はそれなりに広いですが、校庭が狭く、外での広い場所が必要な部は、学校の敷地以外のグラウンドで練習をすることが多いようです。但し、テニスコートは体育館の屋上にあります。プールはないので、プールの授業はありません。地下には高校生も利用できる学食があります。

部活の種類は他校より少し少ないと思います。校庭が狭いので、学校の敷地外へ移動して練習している部活がいくつかあります。そのため、定期券以外に交通費がかかったり、自宅から学校より遠い場所で練習のある日は帰宅時間がいつもより遅くなり、保護者は心配だと思います。

いじめはないと思います。いじめがあると聞いたことはありません。生徒同士のトラブルは時々ありますが、担任の先生のほかに、ベテランの生活指導の先生も対応してくださるので、早くて的確に解決してくださいます。

日ごろから、制服指導、持ち物検査を、担任の先生が行っているので、着崩して着用している生徒は一人もいません。多少厳しいのは、義務教育なので仕方ないと思います。
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引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7541/

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先生が生徒をよく観察してくれ相談にも乗ってもらえました。学習面でもどの先生も質問にも答えてくれ、ドリルなどの補助教材も多く、学校行事も充実していて楽しく通学できました。

教師の質が良いと思います。熱心な先生が多く、障害や病気を持つ生徒にも対応してくれていました。

卒業後の進路はほとんどが内部進学します。外部に出る人にも対応してくれていました。

1年生などは特にはじめての中学生活ということで、クラス通信のようなお手紙を多くもらいました。熱心な先生が多く、相談にも随時応じて下さいます。

校舎は頑丈な立派な建物で冷暖房完備です。

部活動は盛んですが人数が少ない部もあり、その年度により人数が変わるので部によって様々です。

酷いいじめは少なかったです。女子が先生に報告し、話し合いや調査も行われ、和解する方向に持って行ってくれます。先生が面談でも聞いて下さいます。

校則は厳しい方だと思います。服装 髪型 持ち物などチェックされる日があります。
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引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7541/

駒込中学校の評判や口コミを要約すると以下のとおりとなります。

・教師の指導は熱心で、いじめなどのトラブルにもすぐ対応してくれる
・校則は常識的な範囲で厳しいが、理不尽なものはない
・勉強は生徒の自主性にゆだねられており、熱心な生徒ほど手厚いサポートを受けられる
・校庭が狭いため一部を除いて部活動は不便

お子さんを安心して通わせたい親御さんや熱心に勉強したいお子さんには最適でしょう。逆に自発的に勉強しなかったり、部活動に重点を置いたりしたいと思っているお子さんには向いていないかもしれません。

まとめ

駒込中学校は駒込高校との中高一貫教育を活かして、国際社会に通用する専門性の高い人材を育成しています。教員のサポートが充実しており、仏教的な情操教育も行われるので、お子さんを安心して通わせられるでしょう。

偏差値からすると試験の難易度はそれほど高くなさそうですが、入学後6年間熱心に勉強すれば、有名大学に進学するのも決して不可能ではないといえます。

 

中学受験をお考えの方は、受験情報とは別にこちらの体調管理やインフルエンザ対策ページもご確認ください。

 

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