慶應義塾中等部

慶應義塾中等部はどんな学校?学校の特徴や受験情報をチェック!

慶應義塾中等部は、慶應義塾大学の附属中学校であり、1947年に創設されました。慶應義塾の歴史は長く、その始まりは1858年に福澤諭吉が開いた蘭学塾にまでさかのぼります。慶應義塾の創始者である福沢諭吉は、『学問のすゝめ』などの多数の著書のなかで、女子教育の重要性を訴えてきました。 慶應義塾中等部は、その理念のもと開かれた男女共学の中学校であり、開校して以来変わらぬ人気を誇る名門中学校です。志望者も多い慶應義塾中等部ですが、どのような特色をもつ学校なのでしょうか。慶應義塾中等部について、詳しくチェックしていきましょう。

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慶應義塾中等部のデータ

慶應義塾大学三田キャンパスに隣接しており、慶應義塾の歴史と伝統を日常的に感じることができる場所に位置している慶應義塾中等部。どのような学生生活を送ることができるのでしょうか。慶應義塾中等部に関するデータを紐解いていきましょう。

・制服や制服に準ずる服はある?

慶應義塾中等部は「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」という自立した人物の育成を1つの目標としています。そのため、多くの中学校に存在する制服は慶應義塾中等部にはありません。毎日、自分の個性を表現しながらも年齢にふさわしい服装を自分で選ぶという習慣は、自立へのトレーニングにつながるというわけです。

しかし、服装を考える基準となる服は学校側から提示されています。それが中等部の基準服です。男女ともに指定のスーツがあり、男子はネクタイと白のシャツを、女子は白のブラウスを指定のスーツに合わせます。入学式や卒業式などといった行事には、男女ともに基準服で出席しますが、日常的に着用しなければならないというわけではありません。

・生徒数や教職員数は?

学生生活を送る上では、生徒数や教職員数も気になるところですね。慶應義塾中等部の生徒数は1学年当たり約240名であり、男女比はおおむね2:1となっています。また、教職員の数も比較的多く、部長(他校でいう校長)が1名、専任教員が41名、非常勤講師が24名と充実しています。

また、非常勤校医や事務職員、保健師、カウンセラーなど、生徒が安心して学校生活を送ることができるようにサポートしてくれる職員も多数存在します。

・どのような教育課程なの?

慶應義塾中等部の1週間の授業時数は、すべての学年で35時間となっています。それぞれの学年で各教科に充てられる時数は異なりますが、中学3年間を通して、知識の偏りが出ないような教育課程となっています。国語や英語、数学では少人数教育が行なわれている時間もあり、じっくりと知識や技術を身につけることができます。

また、3年次に行われる選択授業では、用意されたさまざまな講座から自分の好きな講座を選んで学ぶことができます。このように、さまざまな教科の基礎をしっかりと学ぶことで、豊かな人間性と円満な人格を持った人の育成を目指しています。

・学校の施設には何がある?

慶應義塾中等部には、本館、新館、特別教室棟、ポプラ館、F館(Future館)といった校舎があり、アリーナや体育室、プールなどを備えた新体育館も敷地内に整備されています。グラウンドは少し離れた位置にありますが、体育や部活動で使用するには十分な広さです。

・どのような部活動がある?

慶應義塾中等部の部活動は、校友会活動ともよばれており、野球部やバレー部などをはじめとする17の運動部と、文芸部や将棋部などといった22の学芸部があります。部活動への参加は強制ではありませんが、多くの生徒がいずれかの部に所属しています。

また、各部の活動は基本的に週3日以内と決められているので、複数の部活動に入る生徒も少なくないようです。

・1年間の行事は?

1年間の行事も非常に多く、クラス対抗のスポーツ大会や遠足、林間学校など、一般的な公立中学校で行なわれているような行事はもちろん、六大学野球リーグ戦の慶應対早稲田戦(慶早戦)を応援しに行くなど、慶應義塾中等部ならではの行事もあります。また、希望する一部の生徒のみですが、イギリスへの研修旅行もあります。

慶應義塾中等部の特徴

慶應義塾中等部の大きな特徴として、国際交流に力を入れていることが挙げられます。普段の英語の授業でも、英語のネイティヴスピーカーが日本人教師とともにチームティーチングを行なう授業があったり、習熟度を考慮したクラス分けをしたりと、英語教育に力を入れていることがわかります。

そして、夏には3年生を対象としたイギリスへの研修旅行があります。この研修旅行では、さまざまな活動ができる宿泊施設に宿泊し、イギリスの生徒と寝食をともにしながら交流を深めます。すべての生徒が参加できるわけではありませんが、非常に貴重な経験となること間違いなしです。

また、春には2年生を対象としたイギリスへの研修旅行があります。この研修旅行では、現地の家庭にホームステイしながら、現地の学校の授業に参加します。夏の研修旅行とはまた違った経験ができそうですね。こちらも定員が約20名と限られています。

さらに、慶應義塾中等部は、イギリスのホリカル校の生徒を、毎年決まった時期に一定期間受け入れています。イギリスへの研修旅行に参加できなくても、国際交流できるチャンスがあるのです。

慶應義塾中等部の学費

2017年度の慶應義塾中等部における初年度の学費の合計は、入学金を含めて1,358,390円となっています。年度によって変更になる可能性もありますが、おおむねこの程度を準備しておくと安心でしょう。学費の内訳は次のようになっています。

・入学金…340,000円
・授業料…860,000円
・施設設備費…130,000円
・諸会費…28,390円

慶應義塾中等部の受験

歴史ある慶應義塾の中等部。男女ともに非常に人気が高く、競争率も高い学校ですので、自然と偏差値も高くなります。四谷大塚(https://www.yotsuyaotsuka.com/juken/data/?code=193)によると、合格可能性80%の偏差値は、男子で65、女子で71と、女子の方がやや高くなっています。

また、日能研(https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/bairitsu/cmp/r413.html)によると、2018年度入試の倍率は、男子で7.3、女子で9.8となっており、倍率も女子の方がやや高くなっています。偏差値や倍率から考えると、かなりの難関といえるでしょう。

2018年度入試では、男子は約140名、女子は約50名の募集となっていました。内部進学者の進学状況によって多少の変動があるものの、毎年この程度の募集と考えてよいでしょう。募集要項は9月1日から配布され、1月中旬から下旬にかけて出願期間が設けられています。出願期間が数日と限られているので、誤りのないように準備する必要があります。なお、入学検定料は30,000円であり、1月以降に払い込みを行ないます。

入学試験は一次試験と二次試験があり、一次試験に合格した児童のみが二次試験に進むことができます。一次試験は、国語・社会・理科・算数の筆記試験、二次試験は体育と保護者同席の面接です。一次試験の翌日には一次試験の合格発表が行なわれ、その翌日には二次試験、そのまた次の日には二次試験の合格発表と、非常にスピーディーに選考が行なわれます。万全に準備して臨みたいスケジュールですね。

慶應義塾中等部の評判や口コミ

人気の高い慶應義塾中等部ですが、実際の評判はどうなのでしょうか。ご自身のお子様が慶應義塾中等部に入学した保護者の方の口コミを見ていきましょう。

“付属高であるため受験をすることがなく大学に進学出来るメリットがある。そのため部活や集団生活の大切さ、社会に順応できることを沢山学べる。デメリットは勉強をしなくなること。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7503/

“自己責任で自由を重んじている学校で、通われている方々、日本でも有数のお金持ちの方が多いです。学校自体の教育は机上の勉強というよりは、教養に重きを置いており、勉学に関しては必要最低限のところまで。あとは個人に任されている感じです。部活動も日数に制限があり、何個も兼部できますので、やりたいことを学校以外でやることはできます。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7503/

“生徒も先生もぎすぎすとした感じがなく、都会の中の名門中学の割には、のんびりとした雰囲気で、三年間のびのびと過ごせたと思います。卒業生の中には小中高大のすべての経験を通じて振り返ると、ここでの三年間が一番楽しかったと言っても過言ではない、思い出に残る素敵な三年間を過ごせる学校だと表現する人たちがかなりいます。その言い方は当たっていると思いました。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7503/

このように、個人が尊重され、のびのびと学生生活を送ることができる一方で、社会に必要な教養を身につけることができるという意見が多数見られました。慶應義塾という名門校の中学校ですが、自由闊達な雰囲気が人気の秘密なのかもしれませんね。

まとめ

基本的な授業や体験はもちろん、選択授業や複数所属できる部活動など、個人の意志を尊重する自由な校風の慶應義塾中等部。国際交流に力を入れており、イギリスの学校との交流があるのも魅力的です。

慶應義塾中等部は、このような魅力から非常に人気が高い学校ですので、偏差値も倍率も高く、生半可な気持ちでは合格することは難しいでしょう。対策をきちんと行ない、万全の態勢で受験に臨みましょう。

 

中学受験をお考えの方は、受験情報とは別にこちらの体調管理やインフルエンザ対策ページもご確認ください。

 

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