開成中学

【東大合格者数№1】開成中学から学ぶ自主性とは?総合評価徹底分析

東京都荒川区にある中高一貫校であり、有名進学校の開成中学校。生徒の自主性を重視して個性を大切にする学習環境が最大の魅力といわれています。補習もなければ校則もさほど厳しくない、自由と知性がある開成中学を目指す方に、開成中学の高い総合評価を徹底分析してお伝えします。

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開成中学校のデータ

まずは、開成中学の基本データから見ていきましょう。

・制服

開成中学の制服は公立の中学校と変わらない学ランです。違いといえばボタンが黒いこと、襟に開成中学のオリジナルマーク「ペン剣マーク」が入っていることくらいでしょう。学ランを脱いでしまえば、開成中学の制服という判断はつきにくくなっています。

ワイシャツは白ならなんでもOKで、指定のシャツなどはありません。また靴や靴下なども指定されていないため、かなりラクに準備が進められそうです。

・教員、生徒数

教職員数のデータはありませんでした。
生徒数は2018年4月現在で909名の男子生徒が在学中です。多少のばらつきは見られますが、1年生から3年生まで各学年約300名ずつになっています。これは入試の際の募集人数に沿ったものです。

・教育課程

開成中学では、基礎学力向上に力を入れており、普段の授業を真面目に取り組んでいけば遅れをとることもないようです。しかし、自主性を重んじていますから予習復習はもちろん、分からない箇所をそのままにしないなどのアクションが必要になってきます。必要最低限の定期テストはありますが、その他の実力テストや宿題も本当に少ないです。

高いレベルを保つカリキュラムは週34時間、学校6日制の中での培われていて、「受験」ではなく「学問」からの人間育成を実践しています。

・施設

校舎は全体的に新しくはないものの、少しずつ新しいものを取り入れているそう。最近では校庭が人工芝になって、かなり綺麗だと評判です。また高校校舎は150周年事業により立て替えが決定していますので、今後入学される方は新校舎で学ぶことができます。

教室などには土足で入るかたちになっており、上履きはありません。ほこりっぽさがあるような、男子校ならではの雑然とした感じは校舎全体に見られます。

開成中学は学園の敷地内にあり、高校校舎とは別棟になっています。グラウンドは第1・第2の2つ。第2グラウンドは山手線内でも最大級といわれる広さです。第1グラウンドもテニスコート3面分の広さがあり、休み時間には元気な生徒達で賑わいます。

本館は南棟・北棟の2つ。南棟には食堂があり、中学生は土曜の放課後のみ利用できます。(ちなみに平日は中学校舎内でお弁当を購入することも可能です。)校舎の立て替えが進まない場所もありますが、古さだけではなく歴史も感じさせる味のある建物が多いです。

・部活動

開成中学は意外にも文武両道で、帰宅部の子は少ないです。夏休みや春休みには、ほとんどの部で合宿もあるようですから、想い出もたくさん作れます。個性的な生徒が多く、部活の種類も豊富。楽しい部活動に没頭している生徒も続出中です。

・行事

自主性をもって行われることには学校行事も含まれています。5月の運動会ではその勇姿に感動し、9月の文化祭ではきめ細やかな計画性も随所に見られるそうです。地道な準備は行事が終わった日から始まっているのだとか。

また、7月の水泳学校では全員ふんどし姿で臨む姿もみられ、友情が深まりそうです。学年旅行などもあり、勉強・運動様々な行事で、バランスのいい雰囲気が感じられます。

開成中学校の特徴

ここまで見てみると、普通の公立中学校に通う男子生徒達と大きな差がみられないような開成中学ですが、やはり東大合格者数№1だけの違いがあります。
・理科と社会の重層的学習
教育課程を見てみると、カリキュラムも公立の中学とも大きな差はみられません。大きな違いは、理科は物理・化学・生物・地学に分けられ、社会も歴史・地理・公民に分けられ学習することです。

大きくザックリ学ぶのではなく、細かい所から全体を知る重層的な学習方法を取り入れて、詳細に理解を深めていく学習方法が開成中学の基本のようです。

・実体験を重視した指導

開成中学の指導は、学校行事や実習・公演・天体観測や首相官邸見学など、様々な体験を豊富に取り揃えています。本当にこれで勉強の時間が作れるの?と考えてしまうほどですが、これが開成中学の狙いでもあります。

多くのものに触れ学ぶことで、頭の中だけに詰め込んだ知識だけではなく、たくさんのことを得られます。行事や勉強を忙しくこなし、頭をフル回転させながら上下関係や横のつながり、役割や責任感なども育てていくのです。

実体験重視の指導では、まず楽しむことを第一に考えさせます。広い世界を知り、多くのことを感じながら、知らない世界への興味を育ててくれる環境があります。

・進路選択のための取り組み

開成中学では、海外への進学を希望する方も多いです。中学1年生から進路選択に海外も視野に入れるきっかけを作ってくれる「カレッジフェア」に参加します。各国のOBなどが協力してくれるこの取り組みでは、海外の英語の授業を実際に体験したり、ディスカッションをしたりしながら海外進学を進路選択のオプションとして考えさせます。

また、高校生になると「ようこそ先輩」という企画があります。多方面で活躍するOBから中高生時代の苦労や進路を選ぶきっかけなど、様々なことを質疑応答しながら自分の進路についても深く考える機会を与えます。

開成中学校の学費

開成中学に入学する際には学費が必要です。開成価格はいかほどなのか参考にしてください。

・入学金 300,000円
・授業料 月額40,000円
・その他 施設拡充資金 120,000円
施設維持費 月額4,000円
実験実習費 月額4,000円
父母と先生の会会費 月額2,800円
生徒会会費 月額550円

この他、学年旅行費や教材費などで約100,000円かかります。また、2年生からは施設拡充資金年額70,000円、そのまま高校へ進学する際の入学金が150,000円必要になります。

開成中学校の受験

開成中学を受験するために、必要なステイタスはあるのかチェックしましょう。目標とする場所がみえてくれば、入試までのモチベーションも上がってきます。

・偏差値

開成中学の偏差値は次のようになっています。

<78~75>
開成中学校
[東京/私立/男子]78

引用:最新!全国 中学偏差値 ランキング 2018
http://momotaro9.boy.jp/tyuugakuhennsatirannkinngu.html

開成中学は、私立中学の中でも例年トップクラスの偏差値を維持しています。都内では男子校女子校合わせて8校がランクイン。中でも開成中学はそのトップを走っている中高一貫校で、2018年においても日本一となっています。

・倍率

開成中学の倍率は2.9~3.0が平均です。開成中学では推薦、2次募集、帰国生特別試験、期末・学年末の編入試験はなく、一般入試のみとなります。

・受験情報

開成中学の受験は1月中旬以降に願書受付となり、2月上旬には学力試験になります。試験内容は国語・算数・理科・社会4科目で、学科試験から2~3日には合格発表となり、すぐに手続きがスタートします。

開成中学から開成高校に入学を希望される方の中には、合格圏内にあっても経済的な理由で学べない子どもの為に、開成学園同窓会からの寄付による奨学金制度『開成会道灌山奨学金』というものがあります。

応募資格は以下の通りです。

以下の①~③を充たすこと。
① 平成30年度開成高等学校生徒募集への応募資格のある者  平成30年度募集要項
② 年間所得218万円以下または給与収入のみの場合収入額400万円以下の世帯の子弟
③ 入学試験に合格した際は、必ず開成高等学校に入学する意思のある者

引用:開成中学校・高等学校公式ホームページ
https://kaiseigakuen.jp/admission/exam/kaisei_scholarship/

入学志願者は受験の出願時に申請をし、必要条件を満たすことで審査されます。奨学金採用候補者数は10名程度の募集で、選抜された方は入学検定料の返還はもちろん、3年間で2,288,000円の奨学金が受けられます。

開成中学校の評判や口コミ

開成中学校の周囲からの評判や口コミには、「自ら」「自主性」「勉強だけじゃない」などの声が多く見られます。受験を検討する親御さんや本人も、勉強漬けにならないかどうかは不安に考えていることが多いようです。

開成は「普通」の学校です。出来る子がいますが、必ず塾通いをしているのではなく、塾通いをする子もいる、しない子もいる。そういう意味で「普通」ですよ。必要以上のカリキュラムもありませんし、進路指導も普通(通り一遍)です。普通のことをやっていて東大に1/3ぐらいの子が合格する学校と考えていいと思います。出来る子が多くいるだけの学校で、それ以外は極めて普通だと思います。
引用:inter-edu
https://www.inter-edu.com/forum/read.php?407,3865170

多感な中学生時代に、他者からの押し付けでなく自ら考えて行動できるように、指導されており、将来のリーダーにふさわしい教育を受けさせてもらえる、良い学校です。
引用:みんなの中学情報
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7843/

中高一貫の男子校です。世間の皆さんが思っているのと違い、文武両道の学校です。学校行事の体育祭文化祭は、生徒主体で、先生はほとんど関わりません。特に体育祭は、中学一年生から高校三年生が8色に分かれて戦います。学習面では、素晴らしい先生の元、学年より先を学習しています。部活も盛んで、スポーツ文化部も素晴らしい成績をあげてます。
引用:みんなの中学情報
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7843/

開成中学のカリキュラムや学校行事などをじっくり見ていくと、確かに公立中学ともさほど変わらない普通さは多々みられました。開成中学の大きな違いはやはり自主性があるのかどうかで、文武両道の中から友人らと切磋琢磨して励めるのかどうかにかかっています。

まとめ

開成中学は、塾の延長のような勉強漬けの日々を過ごすわけではありません。生徒達も普通の中学生となんら変わりのない健全な環境で毎日を過ごしています。勉強以外の人間育成ができるのか不安な親御さんも多いようですが、安心して子どもを送りだせそうです。

 

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