学習院中等科

学習院中等科の魅力とは?学習院中等科の特徴をつかもう!

学習院中等科は、「ひろい視野 たくましい想像力 ゆたかな感受性」を教育目標とし、幼児教育から大学教育までの一貫教育を行なっている学習院の男子校中学校です。 学習院中等科のはじまりは、江戸時代末期の1847年に開講された、公家専門の学問所である京都学習院の創設にまでさかのぼります。その後、「学習院」と名を改め、私立の華族学校となりましたが、1884年には宮内庁所轄の官立学校になりました。 1945年の学制の改革後、一般の生徒も入学できるようになった学習院中等科。現在でも根強い人気を誇っています。では、学習院中等科の人気が高いのは、どのような理由があるからなのでしょうか。 学習院中等科の概要や特徴、受験情報をチェックし、受験校を決める参考にしてください。

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学習院中等科のデータ

学習院中等部の魅力に迫るには、まず学習院中等科の基本的なデータをおさえることが重要です。学習院中等科にはどのような特徴があるのでしょうか。

・制服

学生生活を送る上で毎日着用する制服は、学校選びのポイントの1つと考えている人も少なくないでしょう。学習院中等科の制服は、紺色のシンプルな詰め襟の学生服です。夏は白いシャツを着用します。

・生徒数・教職員数

学習院中等科の生徒数は、各学年200名ほど。約40名が1クラスで、1学年5クラスあります。

そして、2018年4月8日時点での学習院中等科の専任教職員は31名、高等科などと兼任している教職員は9名、非常勤の教職員は11名と、ゆとりをもって生徒の指導ができる人数の教職員が揃っています。

・教育課程

学ぶ教科や基本的な内容は公立中学校とそれほど変わらないように見えますが、数学の授業は「代数」と「幾何」に、理科の授業は「物理・化学」と「生物・地学」に分かれており、それぞれの科目を系統立てて学ぶことができるようなカリキュラムになっています。

また、英語の授業は「リーダー」「会話」「演習」「L.L」といったように、目的別に授業が分かれているため、それぞれの授業で身に付けたい能力をしっかりと高めることができるようになっています。

・学校設備

学習院中等科は学習院高等科と同じ校舎で学んでおり、体育館やグランドなども高等科と同じ設備を利用します。体育館とグランドはそれぞれ2つずつあり、野球場やゴルフ練習場、テニスコートなど、それぞれのスポーツに適した設備も整っています。

都心の学校としては敷地も広く、洋弓場や馬場など、他の学校ではあまり見かけることがない施設もあり、設備面では非常に恵まれているといえるでしょう。

・部活動

学習院中等科には、野球部や水泳部をはじめとする12の運動部、美術部や音楽部などからなる9の文化部、そして釣同好会やアマチュア無線同好会などの4つの同好会といったように、さまざまな部活動や同好会が存在します。

これらの他にも、教職員が主宰する団体として、英語クラブや航空クラブがあります。

・行事

4月の入学式を皮切りに、遠足や球技会、林間学校、修学旅行、文化祭など、1年を通してさまざまな行事があります。また、参加自由な行事として、臨海学校やスキー学校もあります。

学習院中等科の特徴

学習院中等科で行なわれる教育の大きな特徴として、「国際教育」と「校外教育」の充実が挙げられます。それぞれについて見ていきましょう。

・国際教育

学習院中等科では、国際教育がさかんに行なわれています。たとえば、高等科でも行なわれているホームステイの受け入れを中等科でも行なったり、中国や韓国から来日した中学生との交流を行なったりした実績があります。

また、ニュージーランドの中高一貫校での短期研修プログラムや、アメリカのセント・ポール校との交換留学プログラムを実施し、国際理解教育を行なっています。

留学や海外研修については、参加できる人数は多くありませんが、国際教育を通してさまざまな知見を得ることができますので、希望する人はぜひチャレンジしてみましょう。

・校外教育

学習院中等科では、校外での宿泊を伴った活動を大切にしています。1年次にある林間学校や2年次にある長距離歩行は、それぞれ3泊4日と比較的長めの日程が組まれており、豊かな自然の中で、普段はなかなか体験することができない活動を行なっています。

また、3年次の修学旅行は、入学してから修学旅行のある3年生の10月までの約2年半もの間、生徒と担当の教職員とが話し合って、コースや日程などを自分たちで決めていきます。学習院中等科の修学旅行は、学年すべての生徒や教職員が、一丸となって作り上げる行事なのですね。

学習院中等科の学費

学習院中等科で学生生活を送る上で必要な学費は、年度によって多少変動するものの、目安となる金額は大きく変わりません。ここでは2015年度や2016年度の例を確認していきましょう。

・入学前に必要な費用

入学前に必要な費用は、検定料と入学金です。まず、検定料は入試を受けるための費用であり、受験1回につき30,000円となっています。

学習院中等科の一般入試は第1回と第2回の計2回あり、両方の日程を受けることができます。この場合、受験回数は2回となるので、必要な検定料は60,000円となります。

また、入学金は受験に合格し、入学する意志がある場合に納める費用です。2016年度の場合、入学金は300,000円でした。

・入学後に必要な費用(初年度)

入学後、初年度に必要な費用は、2015年度実績で合計1,109,300円と公表されています。この費用の内訳は次のとおりです。

・維持費…272,000円
・授業料…658,000円
・諸会費…12,300円
・積立金等…167,000円

これらの他に、臨海学校に参加する場合には約45,000円、スキー学校に参加する場合には約69,000円など、参加する行事によっては別途徴収されるものもあります。

学習院中等科の受験

歴史が長く、独自のカリキュラムやさかんな国際教育が魅力的な学習院中等科ですが、受験する上で偏差値や倍率といった情報も必要ですね。
四谷大塚(https://www.yotsuyaotsuka.com/juken/data/?code=119)によると、80%合格率は53とされており、それほど難関ではないように見えます。

しかし、日能研(https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/bairitsu/cmp/11.html)によると、一般入試の第1回の倍率は6.1、第2回の倍率は8.6と、志望者が少ないわけではありません。中学受験対策をきちんとしている児童でも、気を引き締めて受験に臨むことが大切です。

学習院中等科の入試は、帰国子弟を対象とした帰国入試とそれ以外の児童を対象とした一般入試がありますが、ここでは一般入試について説明します。学習院中等科の一般入試は第1回と第2回の計2回あり、2018年度入試の場合、第1回の募集人員は約65名、第2回の募集人員は約60名でした。

第1回入試の試験日の翌日が第2回入試の試験日となっており、休む時間はそれほどありませんが、1人の児童が2回の入試を受けることも可能です。繰り上げ合格候補者を決める際に、入試の結果が同じ点数の受験生が複数いる場合には、第1回と第2回の入試を両方とも受けた人が優先されます。志望度が高い人は2回とも受験しておいたほうが無難でしょう。

試験内容は第1回、第2回ともに、国語、社会、算数、理科の4教科の筆記試験であり、面接はありません。

学習院中等科の評判や口コミ

歴史があり人気の高い学習院中等科ですが、「実際にどのような学生生活を送ることになるのか不安…」という人もいるでしょう。実際にお子様が学習院中等科に通っていたという保護者の方からの評判をチェックしてみましょう。

“中学生のうちは高校受験にとらわれず、比較的自由に過ごせるので、自分の興味のあるものに打ち込める利点がある。専門色の強い教師陣が多く、教科書中心ではなく独自のシラバスに基づいた授業が多いのもよい。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7798/

“長い目でこどもをみてくれるので、幼い子でも、ちゃんといばしょがあり、安心して成長できる。”
引用元:

https://www.minkou.jp/junior/school/review/7798/

“中学のうちはのんびりしているが、高校になると自発的に勉強する生徒が多いようだ。補習授業にかんしては漢字以外あまり熱心ではない。”
引用元:
https://www.minkou.jp/junior/school/review/7798/

学習院中等科では、独自のカリキュラムに基づき、個人のペースに合わせて確実に知識や考え方を身につけるという教育が行われているようですね。教職員の目も行き届いており、きめ細やかな指導が期待できます。また、自由でのんびりとした校風も魅力的ですね。

まとめ

江戸時代末期から開講され、明治時代初期に改めて創設された学習院中等科は、歴史が長いだけでなく、独自のカリキュラムや充実した国際教育や校外教育が魅力的な男子校です。

偏差値だけを見ると最難関校とはいえないかもしれませんが、非常に人気が高く、倍率も毎年高い水準を保っています。合格するためには、入念な準備が必要であることを忘れないようにしたいですね。

 

中学受験をお考えの方は、受験情報とは別にこちらの体調管理やインフルエンザ対策ページもご確認ください。

 

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